
先日は「社会主義日本エレクトリーチカ」なる「史上最凶のケツ作」を完成させたことにより、師走のヘロヘロな脳内に自ら刺激を加えたわけですが (爆)、その一方では傑作な完成品をゲットすることによる幸福感を得たいと思うのも、所詮ブルジョア社会のドレイとして生きる小市民である以上、致し方のないところであります (笑)。そんな、ボーナスゲットで少々良い気分に陥っているヲッサンを狙った模型年末商戦の目玉といえるのは、KATOの飯田線旧国クモハ53であろうことは衆目一致するところでしょうが (恐らく、某N模型情報サイトにおけるKATOの年間最高傑作に選ばれること間違いなしでしょう!)、この先には大晦日直前恒例となった京急鉄コレも控えているわけですから、全く油断も何もあったものではなく、ただひたすら財布を固くガードしなければなりません。
そんな折も折ですが、このたび個人的な超弩級の物欲大放出!の機会が到来することになりまして、呆気なく財布の守りが陥落決定……! 中国国鉄N模型の記念すべき第一号である東風4型・緑&オレンジ両バージョンをゲットォォォォ!!するはこびとなったのです (*^O^*)。

これが出るという情報は、先月開催した「落花生。様歓迎・インドネシア鉄の宴」のついでに、いつもお世話になっておりますKucing様から伺っており、既に蒲田での毎年恒例模型ヲタ祭りにて試験的に販売がなされたようですが (私は富山に行ってしまったのでパスしたのですが、そんな隠し球があったとは……)、そこで「東風4・N火車模型」というキーワードでググッてみたところ (もちろん簡体字で入力)、うおぉぉっ!製造元メーカーの公式HPが出て来ました! Kucing様によりますとこのメーカーは、中国での潜在的な鉄道趣味市場に着目した台湾企業が中国に投資して工場を稼働させ始めたとのことで、Nについては究極の名車 (?!) である緑皮車YZ22の製品化が予定されているだけでなく、台湾の既存N模型メーカーである鉄支路模型が未だ手がけていない車両として台鉄DR2700を製品化する予定!! 公式HP(簡体字)の意匠もなかなか美しく、今後については大いに期待できます……。また、日本での販売体制の構築も進んでいるとのことですので、詳しい話が分かり次第お伝えしたいと思います♪
まずは近日ゲット次第、改めてレポートしますのでお楽しみに~(楽しみにする方はほとんどいらっしゃらないことは百も承知ですが ^^;)。
というわけで、そんな東風4型のN化を記念して、2006年の夏に瀋陽界隈で撮影した赤亀様の画像を掘り起こしてアップしてみます (1枚目→撫順駅。2枚目→瀋陽駅南側)。嗚呼……昔はこんな感じで線路用地内撮影もフツーに出来て良かったなぁ……と。(現在では都市近郊に限らず地方でも線路脇は柵で囲まれていますし、この御時世、日本人が撮っているとスパイ扱いされる可能性はゼロではないと思います……まだそういう話までは聞いていませんが)

やっぱ誰が何と言おうと中国の客車といえば 硬 座 車 YZ22だろ!!……と叫びたい私は、80~90年代の中国バックパッカー旅行黄金時代の味を知るヲッサン (まぁホンネは、何時でも硬臥車YW22に乗りたかったのですが……^^;)。
怪社で中国人の若手に「オレは昔、真夏に空調なしの緑皮車で、上海から延々と数十時間乗り続けたもんよ!」と言いますと、彼らは一様に顔面蒼白になり讃辞を惜しみません (笑)。今どきの中国の若者はヤワな独りっ子ばかりですので、そんな連中に日本との対決なんて出来るわけないのです。

2006年頃、瀋陽~撫順間のシャトル快客(全国時刻表に載っていない!)に用いられていた緑皮YZ22は、乗車時間が短いのみならず既に高速バスに客を奪われていたため、車内は汚れようがなく……個人的に数知れず乗ったYZ22の中でも一番キレイな車内であったのを思い出します。キレイでありさえすれば、この椅子の座り心地も見かけによらずまぁまぁですので、フツーに長時間の乗車も出来なくもないのです。なお2006年当時、東北に残存していたYZ22の多くは二段窓化改造を受けておりましたが、撫順シャトル用編成は原型窓を保っていたため、とにかく懐旧と感動のショート・トリップでした (*^^*)。撫順駅の跨線橋も間違いなく満鉄時代そのままでしたし……。
はぁ~それにしても、今やこの撫順駅にせよ、名物・撫順炭鉱電鉄にせよ、一体どうなってしまっているのやら。撫順の電車は利用客の壊滅的激減によって運休となって久しく、貨物のみ細々と続いているそうですが。