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映画感想―『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

2010年03月23日 | 映画感想

~あらすじ~
シリーズ第6作目。魔法学校の6年生となったハリー・ポッターたちが、史上最悪の魔法使いと恐れられるヴォルデモートとの対決に備え、ヴォルデモートの過去と弱点に迫る一年間を描く。


~感想~
回を重ねるごとにつまらなくなっていくシリーズだが、これは退屈さではナンバーワンだろう。
広げた風呂敷をたたむことだけに懸命で、初期の頃のようなファンタジックな魅力や、魔法世界の楽しさはどこにも見当たらず、善と悪の単純な戦いに落ちてしまい、見どころが少ない。
物語が佳境になるにつれ主要キャラもばんばん死んでいき、雰囲気が暗くなるのも困ったもので、もうこのシリーズを、本来のターゲットであるはずの子供は純粋に楽しめないんじゃなかろうか。
またこのシリーズの副題はストーリー的にどうでもいいものが選ばれがちだが、今回の謎のプリンスは一見重要そうに見えて、実は炎のゴブレット並にどうでもいいものであったりする。
ここまで観てしまったからには最後まで付き合うが、もう期待は全く持てないな……。


評価:☆ 1
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