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映画感想―『ザ・ロック』

2010年03月24日 | 映画感想

~あらすじ~
かつて脱獄不能とうたわれたアルカトラズ島に、テロリスト軍団が観光客を人質に立てこもった。
タイム・リミットは40時間。FBIは化学兵器のスペシャリストと、33年前アルカトラズ島を脱獄したという男を「ザ・ロック」と呼ばれる鉄壁の要塞へと送り込む。


~感想~
いま改めて見るとマイケル・ベイ作品以外の何者でもないなこれは。
ショーン・コネリーとニコラス・ケイジという、知的なサスペンスもこなせる名優2人を集めて、いちおう脱獄犯と天才技師というギミックを持たせておきながら、要するに「アルカトラズでコマンドー」になってしまうのがベイクオリティ。 しばらく時間をおくと、この映画と『アルティメット(鳥人アクション映画)』のストーリーが一緒になって区別がつかなくなるレベルで、「知的な駆け引きとか盛り込みたかったけどめんどくせーから全部ぶっ飛ばしちまえYeahhhhhh!」というベイの心の叫びが聞こえてくるようだ。
なんの間違いか20世紀を代表するアクション映画のひとつにかぞえられることすらあるが、単なるベイ映画なので取り扱いにはご注意を。


評価:★★★☆ 7
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