~あらすじ~
秋津と助手の相原が、人の顔を奪う怪盗・無貌を追った日々――。
愛する妻のもとを去り無貌との孤独な戦いに身を投じる秋津と、過去と決別し殺人鬼・大蛇と対峙する相原。
それは封印された真実の話。
~感想~
2013年刊行と予告されていたシリーズ完結編が2014年ギリギリに登場。2ヶ月連続刊行でまずは過去編から。
作者がカバー見返しで「無貌伝とは、こういうお話だったのです」という通りの話。
終わってみれば何もかも予想通りと言えば予想通りなのだが、それでもシリーズを頭から読み返してみると、あからさまな伏線や不自然さも次々と目に止まり、完結を前に過去編に突入するタイミングも的確で、シリーズ全体の構想が最初からできていたのだと納得。来月の完結編が本当に楽しみになった。
新人のデビュー作としては破格の作品ながら、世間的な反応はどうにも薄く、10月末を締めとするこのミス期間をまたぐ刊行といい、講談社の売り出しも失敗している模様。もっと知名度あっていいと思うのだが。
14.10.20
評価:★★★☆ 7
秋津と助手の相原が、人の顔を奪う怪盗・無貌を追った日々――。
愛する妻のもとを去り無貌との孤独な戦いに身を投じる秋津と、過去と決別し殺人鬼・大蛇と対峙する相原。
それは封印された真実の話。
~感想~
2013年刊行と予告されていたシリーズ完結編が2014年ギリギリに登場。2ヶ月連続刊行でまずは過去編から。
作者がカバー見返しで「無貌伝とは、こういうお話だったのです」という通りの話。
終わってみれば何もかも予想通りと言えば予想通りなのだが、それでもシリーズを頭から読み返してみると、あからさまな伏線や不自然さも次々と目に止まり、完結を前に過去編に突入するタイミングも的確で、シリーズ全体の構想が最初からできていたのだと納得。来月の完結編が本当に楽しみになった。
新人のデビュー作としては破格の作品ながら、世間的な反応はどうにも薄く、10月末を締めとするこのミス期間をまたぐ刊行といい、講談社の売り出しも失敗している模様。もっと知名度あっていいと思うのだが。
14.10.20
評価:★★★☆ 7