小金沢ライブラリー

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来週のNXT 一軍昇格選手について

2016年04月25日 | 今週のNXT
WWEの一年の始まりであるレッスルマニア明けの週に6人がNXTから一軍昇格を遂げた。
噂されている2リーグ化の復活をにらみ所属選手を増やす狙いだろうが、それについてなんやかや書きたい。

・バロン・コービン

WWEから最も期待されているのは彼だ。レッスルマニアのバトルロイヤルにNXT代表として出場しまさかの優勝。
翌日には元世界王者ドルフ・ジグラーとの抗争も組まれた。
つい最近までプロレス下手とブーイングを浴びていたが、ここ数ヶ月でかなり改善され、説得力のある強さを見せられるようになっており、技の引き出しを増やしていけば問題なく適応できるだろう。


・ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)

もともとオーナーのビンス・マクマホンからも高評価で、個性と実力を兼ね備えたタッグで大コケはしないはず。
一軍昇格をにらんでかヒール寄りに振舞っていたが、キャラ的にはフェイスなので、使い方を間違えてほしくないが。
もし解散となってもどちらもシングルでやっていけそうな雰囲気はある。


・アポロ・クルーズ

どう考えても拙速に過ぎる。運動能力と素質の高さは疑いないが、フィン・ベイラーの次の抗争相手、次期NXT王者となるのを楽しみにしていたのに。
ずば抜けた身体能力はキャラ付けも不要なほどの説得力はあるものの、そうは言ってももう少し経験を積ませ、しかるべきギミックを付けてからでも遅くなかったと思うのだが……。
とは言えフィジカルお化けのネヴィルやコフィ・キングストンにも見劣りしないのは確か。明るいキャラからニュー・デイに加えるのもアリか。


・エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ

個人的に最も厳しいのは彼らだと思う。特にエンツォはNXTでさえ面白いシングル戦をただの一度もやっていないし、タッグとしての連携もそこまで良くはない。
マイクアピールも決まった型がウケているだけで、初対面の一軍連中と上手く絡めるかどうか。
早速ダッドリーズとの抗争が始まったが身の程知らずとしか思えず、勝ったとしても説得力の欠片も無い。
将来的には体格・ルックス・スピードの三拍子がいちおう揃っているキャサディだけがシングルプレイヤーとして残りそうな気がしてならない。
あとカーメラは単体でやっていけるのかどうか。


・次の昇格候補は?

ベイリーはベルトも手放しもはや昇格へ秒読みに入ったと言って良い。アスカも誰の目にも実力は断然に映り、遠からず上がるだろう。問題は誰がアスカを倒してNXT女子を引っ張っていけるかだが、体格で勝るナイア・ジャックスか、ストーリー的にはエヴァ・マリーが適役だろうか。

男子はフィン・ベイラーもいつ上がってもおかしくない。次の抗争相手がアポロ・クルーズもバロン・コービンもサミ・ゼインもいなくなり、オースチン・エリーズもいくらなんでも早すぎ、相変わらずサモア・ジョーしかいないのが問題だが、中邑真輔かエリーズが数ヶ月内にベルトを奪い、フィンと相次いで昇格する展開も有り得るかも。
こんなことなら一軍で連敗記録を更新中のタイラー・ブリーズを残しておけば良かったのにと思うが、ヒデオ・イタミが復帰できればすぐさまNXTのトップ戦線に絡めるはずで、ヒデオの状態が気になる。

前タッグ王者のスコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダーも実力は疑いないものの、華がありキャラ立ちしたボードビレインズやエンツォ組に先を越されてしまい厳しいところ。
2リーグ化してすぐに昇格できなければ、アメリカン・アルファはもちろんのことアレクサ・ブリス込みでブレイク&マーフィーにさえ抜かれる可能性もある。

ともあれ一気に6人が抜け、NXTも新人を増強することは間違いない。
リッチ・スワンを筆頭にラ・ソンブラや、タフイナフ勢の誰かがプッシュされるのか。今後のNXTはもちろんのこと、昇格組の動向や2リーグ化の再開など、WWEの方も久々に本当に楽しみでしかたない。
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