そろそろ、このネタも一休みしようかと思っておりましたが、世に盗人の種は尽きまじと申しましょうか、浜の真砂は尽きるとも、というべきなのでありましょうか。
今日の報道によりますると、マイクロソフトはヤフーにコナをかけているらしい。ネット検索エンジン最大手のグーグルに対抗するために、ヤフーと提携しようとしている。それに成功すれば、次には業界の寡占か独占をねらうつもりでしょう。ネット検索というサービスはなかなか発展性のある切れのある分野でありますが、マイクロソフトがシェアを伸ばすと他の業界、ワープロソフト、表計算ソフト、そしてOS業界の前例に見られるとおり、荒れてきますな。発展性はなくなります。IT産業の洋々たる未来に暗雲が漂います。
ヤフーには昨年から言い寄っているものの、今までのところ進展はなかったらしい。しかし、アメリカの起業家というのは分かりませんよ。高く会社を売却できれば早々と売って、引退生活に入るのが一般的なパターンですからな。40代の終わりまでには ゆうゆう自適の年金生活に入るのが彼らにとってはファッショナブルですからな。日本とは違います。
フロリダの高級ホテルのプールサイドでウオールストリート・ジャーナルを片手に気楽に株を楽しむ位になりますからな。ヤフーのオーナーが株を売り払ってしまえば、検索エンジン業界はマイクロソフトに席巻されかねません。さぞ業界は荒れ果ててしまうでしょうな。