東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

アメリカの時代はおわ(り)

2008-01-19 09:28:22 | 社会・経済

サプライムの続きだが、これでアメリカはおわ(り)だろうね。慎重性の原則から終わりと断定はせんがね。

エンロン事件というのがあった。もう10年ぐらい前になるのかしら。粉飾決算事件だが、アメリカの代表的な公認会計士事務所がグルだった事件だ。

アメリカの公認会計士制度といえばアメリカの、ひいては世界の資本主義の健全性を担保するものとされてきたわけで、オイラはこれでアメリカはお(わり)かなと予感した。事態はその後さらに悪化している。

ここまで芯が腐った国家というのは珍しい。精神的に国家全体が痴呆化したのか。あるいは倫理的に国家基盤が腐敗したかのいずれかであろう。これでヒラリーが出てくれば総仕上げということになる。


サプライムローンはねずみ講やな

2008-01-19 08:55:14 | 社会・経済

新聞にサプライムなんて出るが、サブプライム・・のことなんだろうね。サプライムというのが正式新聞用語かな。

これは日本で昔からあるねずみ講というのと同じだね。ありえないことを前提にしている。ねずみ講というのは無限に新規顧客が増えるということを前提にすればきわめてうまくいくシステムだ。

サプライムローン(住宅)は住宅価格が永久に値上がりを続けるならばeverybody happyというシステムだ。1990年代の日本の住宅バブルとまったく同じだが、悪性腫瘍性では比較にならないほど悪質といえよう。

金融工学という得体の知れない言葉がある。愚衆を幻惑するにはもってこいの言葉だろう。面白くなってきやがった。

システムでもなんでもない。システムというのは閉じた円環でなければならない。そうじゃなきゃ計算できないベ。解が定まるはずがない。金融工学なんてのは、ウロボロスの尾が最初からぶっ千切れている。

興味があるのは誰がババをつかんだかではない。ほとんど全員がババをつかまされたのである。えらそうなことをいう欧米の金融機関がシロウトみたいにババを引いて呆然としている。興味があるのは誰がババを見事に世界に押し付けたかである。かならずそういうヤツがいる。いなければ帳尻が合わないだろうが。オイラじゃないよ。いっとくけど。