それは大きなプレッシャーに圧迫された場合だ。上級公務員であれば、出世に差し障りが出る場合だろう。そうして出世に命をかけるのは当人よりも母親だったり、妻だったりすることが多い。やきもきして夫に圧力をかけることになる。これが夫の判断を狂わすことになる。
神戸市長田区の事件の場合、解決が遅れれば警察は批判される。夫の出世に影響する訳だ。県警本部長は53歳らしいから、母親というより妻の圧力の方だろうか。
今回の事件の場合、警察は最初からもたもたしていた。そこへすぐ近くの雑木林で遺体発見だ。なにをやっていたんだとなる。捜査一課は当然近所の不審者、変質者の線でリストを作っている。本部長は泡を食ってどうなっているんだ、とどなる。
見ると現場の近く、雑木林のすぐそばに住んでいる男がリストに乗っている。おまけに、お誂え向きに知的障害がある。
[これだっ」あるいは「これよっ」かもしれない。当然捜査資料は査閲を要求されているだろうから。
「こいつに違いないな。そうだろう ? 絶対に間違いないな」とおっ被せる。上司と下僚のあうんの呼吸である。下っ端は「分かりません」とは口が裂けても言えない。ということじゃないかな。とにかく、行方不明が報道されてからのもたもた振りにくらべて遺体が発見されてから、あっという間に容疑者逮捕になる、この落差は不自然極まる。
警察で昔からよく使われてきた手で、前科者、素行が粗暴な者、近所でよくトラブルを起こす人物がまず対象となる。それで余罪も何もかもおっ被せれば未解決事件はなくなるし、世間は納得する。知的障害があるとなれば反撃されることもない。よくあるパターンとはいえ、密かに行われるのではなく、これだけ大々的に宣伝されると(それを自分の手柄にして出世のたしにしようと)、あらが目立つことになる。今回の異様な垂れ流し広報戦略も女性的である。
といったところが小説の梗概になるのかな。小説だから女性を入れないといけない。その辺はご理解とご海容をあらかじめ求める次第であります。
神戸市長田区の事件の場合、解決が遅れれば警察は批判される。夫の出世に影響する訳だ。県警本部長は53歳らしいから、母親というより妻の圧力の方だろうか。
今回の事件の場合、警察は最初からもたもたしていた。そこへすぐ近くの雑木林で遺体発見だ。なにをやっていたんだとなる。捜査一課は当然近所の不審者、変質者の線でリストを作っている。本部長は泡を食ってどうなっているんだ、とどなる。
見ると現場の近く、雑木林のすぐそばに住んでいる男がリストに乗っている。おまけに、お誂え向きに知的障害がある。
[これだっ」あるいは「これよっ」かもしれない。当然捜査資料は査閲を要求されているだろうから。
「こいつに違いないな。そうだろう ? 絶対に間違いないな」とおっ被せる。上司と下僚のあうんの呼吸である。下っ端は「分かりません」とは口が裂けても言えない。ということじゃないかな。とにかく、行方不明が報道されてからのもたもた振りにくらべて遺体が発見されてから、あっという間に容疑者逮捕になる、この落差は不自然極まる。
警察で昔からよく使われてきた手で、前科者、素行が粗暴な者、近所でよくトラブルを起こす人物がまず対象となる。それで余罪も何もかもおっ被せれば未解決事件はなくなるし、世間は納得する。知的障害があるとなれば反撃されることもない。よくあるパターンとはいえ、密かに行われるのではなく、これだけ大々的に宣伝されると(それを自分の手柄にして出世のたしにしようと)、あらが目立つことになる。今回の異様な垂れ流し広報戦略も女性的である。
といったところが小説の梗概になるのかな。小説だから女性を入れないといけない。その辺はご理解とご海容をあらかじめ求める次第であります。