東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

トランプがきった最初のカード

2016-11-26 10:19:57 | トランプ

 当選後初めてTPP脱退を宣言したというので日本の国会でも野党のフルート吹き党首がトンチンカンなことを喚いている。

このカードが一番自然じゃないかな。上下両院で多数を占めた共和党が反対している。批准される見込みはまったくない。トランプもこの壁に突っ込んで行くはずもない。それに選挙中も反対していたことだからね。ニューヨークの安倍トランプ会談がどうのこうのと言っているが安倍さんも少なくとも当座はこうなると思っているだろう。そうでなければ彼は夢見る人になってしまう。日本の国会で成立させようとするのもこれまた当然である。将来品を変えてマルチが復活したときの立場を確保することにもなる。

トランプ政権の滑り出しで注目点は二つある。

A:中国に対する有効な経済政策を実行するか;

B:経済政策の重点をどの分野に置くのか;

アメリカの産業で海外に生産拠点を置いていないのは軍需産業である。軍需産業に大規模な支援をすると報道されていなかったっけ。これは額も巨額だし経済効果は大きい。もっとも永続的な効果を確保するためには安全保障政策が大切だけどね。さあ、とうする集金ペイ。

二番目の産業分野は土木、建築である。勿論アメリカも海外に進出しているが産業の性格から海外進出は部分的である。今後米国内の公共事業やインフラ分野の政策を大々的に強化するって言ってなかったっけ。

株式市場は予見しているようだ。

 


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