ニュース日照りが続きますね。書くこともない。平塚の5人殺人事件は毎日やってますね。昨日あたりから東北の飯豊でしたか、殺人事件がもっぱらニュースを賑わしているようです。毎日芸のない同工異曲の報道を見ているとイライラしてきませんか。この種の事件は背景をもっと報道しなければ、なにを言っているのか分かりません。 いろいろとマスコミ業界のタブーがあって、それに先走りの自主規制があったりして動機とか背景がピンときません。ほかにもうすこし有益なニュースがないのでしょうか。こんな報道をしているようでは電波の免許を次回更新の時には取り上げなければなりません。 まるでワイドショーのひとり相撲です。雄猿がいきり立って檻の中で四六時中マスターベションをしているのを見せられているようです。あるいは温泉街のストリッパーが舞台の上でオナニー演技をしているのを見ているようなものです。馬鹿馬鹿しさに、いらいらしてきます。興奮しているのは、感に堪えたように大げさにコメントする司会者と出演者くらいなものです。
そろそろ、このネタも一休みしようかと思っておりましたが、世に盗人の種は尽きまじと申しましょうか、浜の真砂は尽きるとも、というべきなのでありましょうか。
今日の報道によりますると、マイクロソフトはヤフーにコナをかけているらしい。ネット検索エンジン最大手のグーグルに対抗するために、ヤフーと提携しようとしている。それに成功すれば、次には業界の寡占か独占をねらうつもりでしょう。ネット検索というサービスはなかなか発展性のある切れのある分野でありますが、マイクロソフトがシェアを伸ばすと他の業界、ワープロソフト、表計算ソフト、そしてOS業界の前例に見られるとおり、荒れてきますな。発展性はなくなります。IT産業の洋々たる未来に暗雲が漂います。
ヤフーには昨年から言い寄っているものの、今までのところ進展はなかったらしい。しかし、アメリカの起業家というのは分かりませんよ。高く会社を売却できれば早々と売って、引退生活に入るのが一般的なパターンですからな。40代の終わりまでには ゆうゆう自適の年金生活に入るのが彼らにとってはファッショナブルですからな。日本とは違います。
フロリダの高級ホテルのプールサイドでウオールストリート・ジャーナルを片手に気楽に株を楽しむ位になりますからな。ヤフーのオーナーが株を売り払ってしまえば、検索エンジン業界はマイクロソフトに席巻されかねません。さぞ業界は荒れ果ててしまうでしょうな。
ブラック・ジョークを一つ。
『ウインドウズにはスペシャル・バージョンがあるそうですな。XPならキング・バージョン、クイーン・バージョンそれにナイト・バージョンとあるそうで。キング・バージョンは国防長官へ、クイーン・バージョンは国務長官へ、ナイト・バージョンはFBI長官のところへ行くそうです。
全く瑕疵のない完成版で、世界中どこのコンピュータにも入っていける。世間に流布しているのは意図的に瑕疵を残してありましてな。穴は分からないように隠蔽してある。エシェロン計画の当初からあったそうです。戦争前に日本軍の暗号が解読されていたのを思い出します。おおかたシナの内情などアメリカには丸裸同然でしょう。
日本企業もリナックスに乗り換えるところが出ているようですが賢明ですな』暗黒亭舞九郎弁述
リナックスのパッケージを見かけた。久しぶりに大手量販店のパソコンソフト・コーナーをのぞいた。手にとって見なかったが、個人のパソコン用にウインドウズ並みの汎用性を持つOSになったのか。インターネット利用にはまだ制約があるらしいが。
リナックスといえばUNIXだ。オフコンとかミニコンとかいったコンピュータのOSでパソコンには高価で移植できないから、パソコンに乗せられるUNIXライクなOSとして、フリーソフトとして前世紀最終年代から孜々として開発されてきたものだそうだ。
ミニコンと言ったって、パソコンから見れば怪獣ガメラのように巨大だ。大型汎用コンピュータ、スーパーコンピュータに対してミニだというに過ぎない。値段も一台数千万円以上だろう。最近の値段は知らないが。ちなみにオフコンというのはオフィス・コンピュータという日本語らしい。
パソコンとインターネットという世界はタイタニック号の船底にある三等船室のように危険に満ちている。一等船室はいまでも大型コンピュータと専用回線で構築されたシステムだ。もっとも安全性が高い。しかし、アッパーデッキを借り切る財力を持った会社は数えるほどしかない。
ウインドウズの安全対策というと、不節操な『更新の準備が出来ました』と、他はいわゆるウイルス・ソフトだ。商品によって若干の違いはあるが、こいつを使うとパソコンがやたらに重くなる。ゴールデンウイークの高速道路みたいに渋滞する。とくにパソコンに火を入れるときにかかる時間は気が遠くなるほど遅くなる。
マイクロソフトは利口だから、使用者のフラストレイションが高まるこの分野のソフトは他の会社にやらせる。昔からの老舗で格調高いN社、その代わり恐ろしく重くなる。珍妙でずうずうしいメッセージが出てくるM社、比較的バランスが取れているV社などなど。こういうソフトは一週間もウイルスソフトを更新しないと『あなたのコンピュータは危険にさらされています』と脅迫してくる。
マックOSはマイクロソフトに買収された。昔は日本のNECもOSを作っていてかなりのシェアもあったが、どういうわけか撤退してしまった。外国のソフトに頼らざるを得ないということは、俗な言葉で言えば『**タマを握られている』のと同じことになる。個人のパソコンのためにリナックスが商用化される方向にあるなら望ましい。もちろんオープンソースという利点を維持できればの話だ。
話は変りますが、ホリエモンのお師匠さんは誰でしたかね。株の指南役は今阪神に粉をかけている村上出目金とかいう人物と聞いた事がある。目標とする人物はソンとか言いましたかね。ソン・セイギとか、なんと読むのか分からないが。
ホリエモンは目標を誤りました。ソン氏では損なことは明らかですよ。しかし、塀の外に出られてなによりでした。裁判のほうも執行猶予ですむというもっぱらの観測ですしね。しかし、経済的なダメージは大きい。回復出来るのかな。
今度は目標をマイクロソフトのビル・ゲイツにしなさい。ウインドウズの影が薄くなるようなOSでも作ってみたらどうか。と、提案しようかと思ったが、「待て、しばし」と声がかかった。ホリエモンは塀の中でハングルを勉強したように、半島人とアフィニティが強い。OSという国策的色彩が強いものはこういう人物には任せられない。
一時、ウインドウズに対抗して日本、シナ、(半島も入っていたカナ)共同でOSを開発しようという動きがあった。確か前世紀のことであったと記憶する。その話は立ち消えになったようだ。いずれにせよ具体化しなくてよかった。シナや半島と共同開発をするようなことはわが国の安全保障上、絶対にしてはいけない。
日本の単独開発が難しければ、相手には欧州とかインドを選べばよいでしょう。前回のプロジェクトはアメリカが手を回してつぶしたと思われるから、今回は緻密で隠密な計画立ち上げが必要でしょう。
サミットは8月ではなくて7月でしたね。訂正しておきます。昨日は暑かった。ゴールデンウイークのころに一度こういう真夏のような陽気になる。それから寒くなって梅雨までなだれこむ。例年の通りですね。文化文政のころはどうだったか、もう忘れたが昭和の終わり頃にはもうこんな調子でありました。判で押したようなパターンであります。
本題に戻りますが、最近のソフトはつまらないですね。ウインドウズになってからは一段とつまらなくなりました。マイクロソフトがソフト業界支配を強めた。目ぼしいソフト、ユニークで独創的なソフトは、MS(マイクロソフト)が金に飽かせて買収する。言うことをきかない相手にはソフト開発に必要な情報を教えない。あるいは頻繁にOSを改修して、ソフト改修に付いていけないようにする。
昔は、特にDOSの時代にはユニークなソフトが無数といっていいほどありました。私のように、実用というよりは趣味でレイディオ・シャック(RADIO SHACK)のワンボード・マイコンから遊んでいた人間にとっては、DOS時代は最高でしたな。
ワープロや表計算ではロータスというのが先発ソフトで広く使われていたものですが、今はMSワードやエクセルが我が物顔です。ロータスはまだ存在するようですが、滅多にお目にかかれません。企業などで昔から使っているので変えないでいるところが若干あるくらいでしょう。日本では一太郎なんていうのも最近は影が薄い。私の愛用したのでWZというのがあった。これはエディターですが、最近は見かけない。
インターネットのソフトも沢山ありました。NETSCAPEなんていうのは大手でしたが、MSにやられてINTERNET EXPLORERがほぼ独占でしょう。アメリカ司法省がかってMSを訴えたのは具体的にはNETSCAPEに対する反倫理的行為でした。
データベースソフトでもアクセスのシェアは大きいでしょう。この領域の特殊性で昔からのソフトも細々と生息はしているようですが。ところで最近の私は買うときにパソコンに組み込まれているMSのソフトしか使わないのであります。インストールする面倒がないということですが、そのほかにもメーカーが既に組み込んでいるソフトしか使わないようにしています。やむをえないのです。
新しいソフトをインストールするとその後で不具合が起こることが実に多い。OSの再インストールが必要になる場合もある。勿論なかのデータは吹っ飛んでしまいます。それと、MSが将来ウインドウズをバージョンアップしたときに、MSに睨まれているソフト会社はバージョンアップについてMSのサポートを受けられるか、付いていけるかどうか保障はないわけであります。
西暦2000年のころであったか、米国司法省と連邦の19州は独占禁止法違反でマイクロソフトを訴えた。連邦地裁は第一審でOS部門をアプリケイションおよびインターネット部門から分離するように命令した。マイクロソフトは控訴しワシントン連邦高裁は一審判決をあっさり破棄した。米国司法省はマイクロソフトの分割をあきらめた。
一審の裁判報道を読むとマイクロソフトは訴えられても平然としていたという。有能な弁護士がいたというよりも有力な後ろ盾があったからであろう。アメリカの企業はアンタイ・トラスト法(独禁法)で訴えられることを極度に恐れるものであるが、マイクロソフトの倣岸な態度は変らなかったという。第一審を不服としてマイクロソフトは控訴した。ワシントン連邦高裁は一審判決を破棄したのである。
世界のOS市場、インターネット市場(ナビゲーターの世界で)をマイクロソフトは実質上独占している。アメリカの国家戦略からはむしろ『望ましい』ことであろう。もともとインターネットという発想はレーガン大統領の時代に軍事目的で計画、発想されたものだ。いまでは民生用の活用が目立つこの技術を独占しておくことは、一朝有事のさいには強力な武器となる。アメリカの一企業が独占を続けることが国防上は望ましいのである。
マイクロソフトはその後EUからも訴えられている。罰金720億円とかの制裁を課せられている。勿論マイクロソフトは不服として未だに争っている。和解したとか、命令に服したとかいう報道はないようだ。
マイクロソフトは次のOS、ビスタとかいうふざけた名前をつけるらしいが、EUは警戒を怠らない。今度8月にモスクワでサミットがあるが、マイクロソフト問題はサミットにふさわしい議題ではあるまいか。