どうやら、アメリカは北朝鮮の核開発を容認したようである。北朝鮮の報道では、一部の 同意を見たよな発言をしている。更に、6者協議再開のテーブルの着くようである。
前回全く収穫がなかった会議を、ドイツで北朝鮮とアメリカの2者が協議すると急展開する。他の4者は何のための存在であるのだろうか。議長国の中国の面子丸潰れである。
アメリカは、北朝鮮に対して核兵器の完全破壊を含まない、核査察を求めるようである。海外口座の一部凍結解除を認めるようでもある。あれほど小さな、世界最貧国が世界最大の国家と対等の外交交渉をやるのである。
昨日(1月22日)一度の爆発では最大となる78名の死亡事故があった。その前日には40名近く死亡している。日本の報道は、きわめて緩慢ではあるが、イラクは次第にであるかが確実に悪化の方向に走っている。毎日 が最悪の状況なのである。
一部アメリカの報道も「イラクの敗戦処理」と表現するようになっている。イラク、イラン、アフガニスタン、ソマリアと出口のない戦闘状態にある。北朝鮮にとっては、絶好のチャンスでもある。アメリカに、行け行けの押しの一手である。アメリカにとっては、中東のほうが比較にならないほどに重さがある。
ここにきて、アメリカの後ろに隠れて「そうだそうだ」と囃していた日本は、拉致も核も置 いてきぼり状態にされる。強者へ寄り添う外交は所詮、大国の思惑に翻弄されるものでしかない。強行策を打ち出している、安倍外交の試練である。
日本が平和憲法の理念を存分に発揮できる、独自の外交をやっていれば存在感を発揮できるのであるが、それも叶わない。