アメリカがまた「アルカイダ」がここにいるとして、ソマリアの南部の片田舎の町バデルの建物を空爆した。アメリカは、ここのがアルカイダの拠点である証拠をつかんだと発表している。1998年のケニヤとタンザニアのアメリカ大使館同時爆発の拠点だとも言っている。
今更なんだと思うが、こんな小さな村の建物をミサイル空爆するアメリカは、狂気の沙汰としか思えない。チーズを切るために巨大なチェーンソウを使うようなものである。
小さな町のちょっとした建物は半面を破壊されて失くしてしまって、道などには大きな穴があいて、空爆のすさまじさを語っている。
ソマリア沖には、アメリカの空母が常駐の状態にある。世界中が見守る中、大量兵器が あったとイラクを攻撃し、侵略したアメリカのこの手の情報が正確でないことは、はっきりしている。
ソマリアのアメリカ傀儡政権のユスフ大統領はアメリカに攻撃の権利があると表明した。さぞかしこんな便利な政府を世界各地にアメリカは欲しいことであろう。
ご多分にもれず、今までのアメリカの攻撃同様に、爆撃跡からは子供を含む多くの人たちと家畜が殺された。アメリカのソマリア攻撃は1994年以来である。アメリカに他国を攻撃する理由がどうしてあるのか分からないが、アメリカが攻撃される理由はあることを理解するべきでないだろうか。
中東のことは中東に、アフリカのことはアフリカに任せる寛容がアメリカにはない。お前の旦那は問題があると、根拠のなかった理由で土足で他人のうちに入り込んできて、何もかも破壊してしまう行為をアメリカはいつまで続けるつもりであるのか。中間選挙はなんだったのか? それでもアメリカは、イラクに増兵するつもりらしい。