そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

チーム鳩山は何処へ

2009-12-22 | 政治と金

どうやら鳩山由紀夫はお金持ちの優柔不断の八方美人でしかないのか。昨日暫定税率を維持するとした報道を受けて書いたブログであるが、どうも少し内容091222_3が違うようである。暫定税率はなくすが、税率は残すとするようである。これは明らかに国民との契約と言ってはばからなかった、マニフェスト違反である。

暫定税率をなくすのは、公約でもありそれなりの意味があることである。新らたな税を設けるのなら、それについてのと目的を説明しなければならない。税率を残すとのことである。これでは、民主党は理念を捨てるが。金は欲しいと言っているだけである。ガソリンが安くなるかならないかの問題ではない。

事業仕分けに見られたように、確かに鳩山内閣は「官」を抑え込んではみた。これは成功したかに見える。ところが肝心の「政」が機能していない。事業仕分けで見直されたものも、かなりのものが復活するようである。埋蔵金も思ったほどない。官は生きているのである。

鳩山がズルズルしている間にも周辺は元気である。早々とダム凍結などで存在感を見せつけている前原誠司、アメリカの顔色をうかがいならも密約をあらわにした岡田克也の二人は、次期政権の担い手として着実に成長している。党をすっかり牛耳った小沢一郎を加えた3人は極めて意気軒高である。八方美人の鳩山は孤立しているように見える。チーム鳩山は何処へ行ったのだろうか。

普天間移転をゴモクサしている間にも、クリントン長官が昨日藤崎一郎駐米大使を呼びつけて、辺野古移転以外にアメリカは考えていないと伝えたようである。これまでは前政権の要人だったり周辺の人物だったりしたが、今回は本丸の発言である。一体沖縄の基地をどうするつもりなのか、明言すらない。

内閣支持率が下がっている。それでもこれは気にすることはない。自民党の谷垣総裁は、鳩山以上に存在感がないからである。かつての派閥が変な形で機能しているようだ。今こそ自分の指導力を発揮できる時なのである。自民党が野党としての攻めどきなのであるが、それすらすることができない。

鳩山はかつて野党幹事長時代に「基地のない日本」と発言したことは、封印するとのことである。何のために政権をとったのであろうか。今回の暫定税率の見直しも含め、政権の座につくと野党時代の発言内容が変わるのなら、何のための政権交代か解らなくなる。

コメント
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