今日泊原発の3号機が定期点検に入り、日本中の原発がすべて止まることになる。なんとめでたいことであるにもかかわらず、早急に再稼働を目論む野田政権の動きが気になるところである。
石油ショックのころは、深夜のテレビ放送などは各局が率先して止めていたはずである。何かと御託を並べるテレビ局であるなら、率先して深夜放送を止めてはどうだろう。宵っ張りの私など、深夜放送は見入ってしまう。人のせいにはしたくはないが、放送そのものを中止すればいいのである。
町に行って驚くのが、街灯の多さと明るさである。コンビニなどは明るすぎて、通過してからの交通事故もかなりあると聞いている。
個人に節電を強いるだけではなく、企業側から無駄な電力の見直しなどするべきである。
供給側には、販売量を減らすことになる、企業としてのプレッシャーがかかる。電力会社には、予測される供給不足時間帯の、価格を上げるのが精いっぱいである。
関西電力の説明、或いは再稼働ありきの思惑での対策は、ほ
とんどないことが先般の大阪市との話し合いで判明した。電力会社は、再稼働以外に選択肢を設けていない。
政府は浜岡原発を停止させたのに、防潮堤を作らせている。高さが足らないと足しているようでもある。ちぐはぐで一貫性がない。
政府の買い上げ奨励制度も、例えば太陽光発電を設置しても高価な電力量を受け取るために、売電が主体となって電力会社を支援する形になってしまい、本来の目的に沿っていない。
奇しくも原発停止した今日はこどもの日である。将来を見越したエネルギー計画を政府が持っていない現状では、単純に喜べない。しかしながら、再生可能エネルギーへとシフトするべき時事に差し掛かっていることは、間違いない。
電力会社には将来を見越す能力も体制にもなってはいない。民主党政権には中長期の視点すらない。
一般国民は、こまめにスイッチを切る以外に対策はないのか。