そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

怯えるアサドのあがき

2012-05-31 | 政治と金

シリアはシルクロードの要衝の地であり、かつて訪れたこともある、私にとってお気に入りの地でもある。現在起きている、アSyrian_governments_reaction_to_the_サドの虐殺は胸のしつけられる行為である。すでに1万人を越える人たちが殺害されている。

親父の跡を急遽継いだ元医師の、アル・アサドであるが彼の基盤はきわめて弱いものである。わずか数%のアラウィー派のアサドの政治的・宗教的基盤、裏付けはきわめて脆弱なものである。

中東の春は吹き荒れて、独裁者が次々と殺害されるか追放されている。アサドは自信の基盤もあり、反政府勢力をテロと呼Syria_merits_a_political_solutionび先制攻撃することで凌ごうとしている。これは、アサドの怯えである。

新たな展開を見いだすことがない政権に未来はない。いたずらに国内を混乱させ、国民を恐怖におとしめ、国家を疲弊させ
るだけである。展望はなにもない。
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国連の存在もほとんど機能していない。無意味に殺害され続ける、陽気で親しみ気なシリアの人々が可愛そうでならない。

国内の利権を独占する政権に群がる都市近郊の富裕層とロシアが、いつまで彼を支えるかがアサドの命綱である。サウジ連盟はすでに最後通告を終えている。

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