昨年暮れに福島原発事故処理の第一段階は終了したなどと、野田首相は発表した。この原発は廃炉がほぼ決まっているが、多分処理に50年はかかるものと思われる。何を半年で事故終息宣言をすると思っていた。野田首相は現状を理解できないが、自らの存在を示したのである。
さらに、消費税の党内論議は5日ほど喧々諤々やってはいたが、中途半端な形で論議は終わっている。消費税増税はこの時、民主党として決めたわけではなく、棚上げになっていると反対議員は主張している。なのに、増税は党の決定事項だと野田は外に言い放つ。
TPPは明らかに棚上げになっている。なのに、実務者たちは参加の協議に入っているのである。そのほかにも原発など、未決のままの問題は沢山あるが、野田のこうした言動は、通常の常識的社会人と明らかに異なる行動である。
野田の行動を俯瞰してみると、彼は”サイコパス(Phychopath:精神異常or自己愛性人格障害)”の明らかな症状を表しているといえる。サイコパスとは以下の説明がなされている。
●口達者 ●自己中心性 ●自己価値の誇大な感覚 ●狡猾さ ●無神経 ●病的ともいえる虚言 ●現実的・長期的な目標の欠如
こうして並べてみるとほとんどが当てはまる。更には、「良心や他人に対する思いやりにかけ、罪悪感がない」と規定されている。
私たちは多くの宰相を見てきたが、これほど閣内統制も党内調整も対野党調整も、根回しなど何も取り組まず、「消費税増税に政治生命をかける」と、繰り返し唱え続ける首相を見たことがない。
宗教指導者にサイコパスは多い。麻原彰晃もそうであった。野田の「消費税・しょうひぜい・ショウヒゼイ・syouhizei」と唱える姿は、念仏のようでもある。野田は真正のサイコパスである。
マニフェストには上げませんと明記していたことは、国民はの約束・契約と言っていたはずである。ところが野田は、党首選挙の約束だと国民不在の、党内約束の内容に代えてしまった。
サイコパスが手におえないのは、多弁でありながら「本人が嘘をついていることに気が付いていない」ことである。野田はまさしく、サイコパスそのものである。
左のフォトアルバムに<今日の桜>をアップしました。