今日(28日)小野寺防衛大臣は宮崎市で開かれた自民党の会合で講演し、武器や関連技術の輸出を原則的に禁じる「武器輸出3原則」を抜本的に見直す必要性を強調した。
安倍首相が、アメリカで自らを「右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでください」と発言したが、歯止めが利かなくなるほど、右傾化している。
武器輸出3原則は、平和憲法が歯止めになって、1967年に安倍首相の叔父にあたる佐藤首相が提案したものである。・共産圏、・国連決議地域、・紛争当事国に武器を輸出しないと言ったものである。
さらに、1976年に三木武夫がそれ以外の地域への輸出も慎み、武器製造関連設備の輸出も武器に準じて扱う 、という内容を加えた。
民主党政権時代に野田首相が、防衛装備品について大幅に緩和した経緯がある。安倍首相は政権に就くや、数々の軍国主義的改革を行うかその準備に取り組んでいる。
日本が世界各国から日本が一目置かれているのは、平和憲法を曲がりなりにも守り経済発展してきたからである。自衛隊の海外派兵もそうであるが、武器輸出に関する歯止めをなくすることは、憲法違反にに当たる。
小野寺大臣は、どの国もやっている日本もそうした国と同じ、普通の国になるだけであるとも加えている。日本はそうした国とは異なる、普通の国ではない。僅か80年前に、無原則と思える海外侵略を行った国家である。
1981年には、「武器輸出問題等に関する決議」が衆参本会議で決議され、武器の輸出によって国際紛争等を助長することは、「平和国家としての立場」に反するとして、武器三原則の根拠が、日本国憲法であることが国会の総意として明確にされている。
安倍政権の積極的平和主義とは、平和国家の理念をかなぐり捨てて、 死の商人へ道を開く軍国主義への道を歩むことである。
なるほど、安倍晋三は、右翼の軍国主義者である。