そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

これほどひどい政権がなぜ支持されるのか

2016-07-07 | 安倍晋三
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2015年度決算(2015年4月~16年3月)で、運用資産に巨額のマイナスが発生したと報道されている。選挙前には5兆円の損失が生じたといわれ、選挙明けにそっと発表されると噂されていたが、さらに英国のEU離脱などの株安で5兆円の損失が上乗せされついに、10兆円もの損失が生じているといわれている。
アベノミクスの第一の矢の金融緩和で生じた運用利益が年金を安定させ国民に還元することができると、豪語していた安倍晋三であるが損失については口が重い。
GPIFは約140兆円の資産を運用する世界最大の機関投資であり、政府経済政策に円安や株操作に大きく関与してきたが、そのことも問題であろうが運用の実態は公開されていない。上記の数字も経済なアリストの推測でしかない。個人投資家なら損失も儲けも表裏一体と看破すれば良かろうが、ことは年金の運用である。一喜一憂することではないとと居直るのではなく、実態を公開すべきである。専門家のコメントでは回復不能の状態ともことでもあるが、この損失は結局は国民が被ることになるのであろうか。
株価を倍にしたと豪語していた安倍晋三であるが、一気に株安になったばかりか円高になって、もうすぐ1ドルが100円を切る勢いである。金融操作で実体のない見せかけの経済政策では、ちょっとしたことで崩れてしまうのである。

それにしても不思議なのがこんな失態があり、憲法を平気で踏みにじり、国民の80%が反対する原発を再稼働させ、公約を国民に問うことなく平然と踏みにじってTPPの参入し、あれほどの反対を押し切って辺野古の新基地を建設し、リーマンショックや大震災がない限り見直さないと言っていたが新しい基準などと嘯いて消費増税を延長しアベノミクスの破たんを隠すなどし、さらには年金運用の大損失をしでかしておきながら、なぜこの政権の支持率は下がらないのであろうか?
他に受け皿が与野党の中にないように、安倍が仕組んできた経過があり、他にいないだろうとするような風潮を作り出す作戦が成功したことはある。これまでの政権なら上記のどれ一つをとっても失脚になりかねないものである。マスコミなど報道を安倍が封じ込んでいることもここにきて効果があるように思われる。テレビのコメンテーターとお酒を交わす効果が少なからずあろう。
格差社会拡大させられていながらも、非正規雇用者たちはそれでもよくなると思っているのであろうか?それは幻想というものである。安倍晋三は結局は幻想の捜操作長けているのであろうか?国民は国民以上の政権を持つことがないと言われている。するこの程度の国民でしかないということなのであろうか?
コメント (5)
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