日曜日のNHKスペシャル「沖縄と核」は、多分そうであったろうと思ってはいたが、アメリカ側の発言に重きを置いていた分、衝撃的な内容であった。キューバ危機の時には、中国に核を打ち込む準備が整い、韓国と日本の本土に核を持ち込む準備も終わっていたというのである。かなり具体的な当時のアメリカ幹部の発言である。沖縄は核戦争の最前線に位置していたことに変わりない。日本はどうなるか解らないが、沖縄は酷いことになると発言している。
巡航ミサイルメースBの発射事故も起きていた。関係者の間で封印されていた。沖縄は1967年時点で1300の核を所有していた、核の島であった。1972年の核抜き本土並みの復帰の後も、核は残されていた。日本は裸なのでどこかに核を置きたかったが、本土以外として沖縄を選択した。このことは日本は機密事項とされている。
非核三原則の持ち込まずに、事前協議されると認めるわけにいかないからあとで知らてくれないかと、小坂外務大臣がアメリカにお願いしている。
こうした事実は、否定し続ける日本政府の姿勢と裏腹に、噂は絶え間なかった。日本で唯一の地上戦を行い住民をまきこんで、島民の4人に一人を失くし焦土となり、土地を収用され22年もアメリカの統治下におかれたた。そのの挙句に、核まみれになりベトナム戦争の最前線に置かれ、そして今は巨大な陸海空軍の新基地辺野古建設をする現実がある。いつまで翁は日米の廃棄場夜でい続けるのか。
今日は9.11、アメリカ同時多発事件から16年目にあたる日である。しかし多くの報道は、東北震災から6年半の日と被災者の現状を訴えている。日本は世界の歴をを180度転換させた事件を忘れようとしているかに見える。
沖縄の歴史を見ればわかるように、「抑止力」は新たな抑止力を相手国に更なる抑止力を生むだけである。際限ないという事をいまだに学ばない人たちが、口を揃えて北朝鮮の制裁を訴える。新たな抑止力を求めるように。