そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

政治センスの欠如する岸田文雄総理、聞く耳があるかに見せる技術があるだけである

2022-10-08 | 岸田文雄

安倍晋三や麻生太郎のように、いかにも悪党っぽくないのが岸田文雄であった。麻生太郎や安倍晋三や菅義偉のような、馬鹿キャラでもないのが岸田文雄であったはずである。
ところがなんといっても過去に類例を見ないほど、政治センスがない。今回も支持率低下が顕著であるにも拘らず、長男の翔太郎 を政務担当の首相秘書官に任命したのである。ことさら大げさに報道されるに決まっているが、岸田は個別の人事については言及しないと答弁している。こうした官僚言葉も羅列する。
安倍晋三を銃殺した犯人を、テロとか民主主義への挑戦と、ほとんど論議なく言い放ったが、背景や動機に無知であったが、重要な局面での早とちりを平気でする。
安倍晋三銃殺で、党内最大派閥に忖度し取り込みを図ったのであろう、6日後に国葬を決め、閣議決定で反対する世論を押し切った。早とちり判断であるが、その後の対応も規模を小さくして世論をかわす気になったが、国葬の品格がなく世界からもパラパラ参加である。この判断は岸田にとって大きな痛手となった。
先月NPT(核拡散防止条約)再検討会議が、ニューヨークで開幕されたが。通例では閣僚級の参加であるが岸田文雄総理は初めて日本の首相として演説をおこなった。異例であるが、自らを、「NPTの守護者」と呼んで白けた会は、その後ロシアの核挑発論議で明け暮れ、岸田の存在は無に帰した感がある。
隠れるように原発再稼働、新たな原発建設へゴーサインを出し、原則40年、最長で60年と定められている原発の運転期間(この言い回しも良く判らない)の文言を削除するように、岸田総理から指示があったと西村経産大臣が述べている。核に対する考え方からすると、無知に近いと言って良い。
広島出身で反核を標榜する岸田であるが、反核については何もやっていない。宏池会の護憲精神もかなぐり捨て政権の座に就いた。自らの支持層への配慮がない。
都合の悪い質問には、「あらゆる選択肢を排除せず、幅広く意見を求め慎重に検討し、あらゆる可能性を排除せず対応いたします。」と官僚答弁を繰り返す。
政治家でなければいい人なのであろうが、小泉純一郎のように政治センスが全くない。本人が良かれと思っていることが、殆ど裏目に出ている。早期退陣が現実化しつつある。
聞く耳があるかに見せる技術に長けているが、政治センスが全くない。
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