時間が経てば経つほど、自民党が統一教会とこれほど深く関わって来たのかという事実が、次々と明るみに出てきている。上図は統一教会(現国際家庭連合)の会議であるが、最前列に大きな来賓マークを付けた自民党の逢沢一郎中央に、統一教会代表と勝共連合代表を左右に挟まれて座っている。統一教会としては最高の賓客のもてなしである。統一教会とはズブズブ以上の関係といえる。
逢沢一郎といえば、加計学園の獣医学部開設に裏工作を重ねた中心人物である。経験の割には大きなポストを頂けない小物であるが、裏工作には長けている人物である。
これに輪をかけて逃げの一手なのが、セクハラ問題もスルーしたままの衆議院議長の細田博之である。渋々一枚の報告書を出したが、騒がれて今度は二枚のものを出した。どう見ても細田の統一教会との関係の実態からみても、ごくごく一部を報告したに過ぎない。誰の目を見ても明らかなようなことを逃げまくっている。
清和会の領袖を務めていたため、統一教会の窓口になっていた細田は、安倍晋三に次ぐ太いパイプがあったはずである。衆議院議長になって空いた清和会の両流の座に座った安倍晋三は、不用意に票の配分をしていることを旧議員にバラされている。長年細田派と言わしめていた領袖の細田は、どれほどの選挙の裏工作を統一教会に頼んだことか計り知れないものがある。
多くの人が疑問に思うのが、韓国の民族主義者といえる教義を押し付けてくる凶弾に、日本の民族主義集団が支援を仰いだのか、奇怪な構図といえる。思想的には思い込みしかなかった、論理の展開をすることができなかった安倍晋三なら解らなくもないが、勝共連合という言葉に岸信介が騙されてそのままま引きずって今日にまで来たのであろう。
エリートコースを歩んできた官僚上がりの細田には、前例を踏襲する以外にの選択肢はなかったのであろう。男尊女卑の思想のもとで、朝鮮半島は男性器で日本列島は女性器で、韓民族の優位性を誇張する。
自民党には賛同するものは誰もいないと言ってのけた世耕は、お笑いのネタにもならない。岸田総理は党として縁を切ると言ったが、一方的に切られた統一教会にも言い分があるだろう。収入の八割を占めるという日本信者を、突然の自民のの裏切りで失ってはたまったものではない。
細田派そこを必死に沈黙することで耐えているかに見える。細田の背後には奈落しかないが。