トランプをノーベル平和賞にと推薦した安倍晋三である。三文役者のコント劇のようなお笑いである。安倍本人も官房長官さえこの事実を渋々でさえも、認めようとはしない。恥ずべきことと少しは思っているかもしれない。と、良心的な解釈を試みてはみたが、それさえ裏切られた。
トランプがまたしてもうれしさあまり暴露したのである。先週ホワイトハウスに企業経営者らを集めた会合で、「安倍首相が先日『日本が少なくとも7つの大きな工場を米国に移す』と話してくれた。」といったのである。さらに、「工場をもっと多くを移さなければいけない」とも述べ、さらなる工場の移転を促したのである。ロシア疑惑で追いこまれ、最側近の暴露や散々騒ぎまくった米朝首脳会議も不発に終わり、次回の大統領選挙で苦境にあるトランプである。何を言い出すかわからない。
安倍晋三は10年前の10倍の7千億円もの武器をアメリカから買っている。アメリカからの武器購入は、FMS(「Foreign Military Sales」即ち「対外有償軍事援助」と訳されている)で決められている。アメリカの言われた価格で、前払いの一括払いで、修理などのメインテナンスはアメリカがやることになっている。治外法権下の商取引である。
更には、欠陥戦闘機のF35Bを108機も購入を約束している。安倍晋三がである。140億ともいわれる欠陥機を100機以上の購入を約束されて、トランプは上機嫌であるが、財政再建が急務の日本のこれから先のことなど何も考えていない安倍晋三である。これは三文芝居などではない。
安倍晋三は、トランプの下僕となって日本を丸ごと、アメリカの国益のために差し出しているといえる。
問題は後ろに続く者の思考形態に疑いを持つべきだろう。身近な事で例えると夕張市長を辞めて知事候補に名乗りを上げた鈴木直道の政治姿勢がある。
まるで安倍晋三のクローンのような発言に「若いのにどうした」と思いたくなる。
IRを否定せず泊原発廃止への消極姿勢はもとより中央へのおねだり政治はトランプにすり寄る安倍晋三の生き写しだ。
経済のトリクリダウンは起こらなかったが思考のトリクルダウンは確実に起こっている。この流れを止める事が私らの務め。