しばらく留守のしていました。その間にも宮崎の口蹄疫は止まることを知らない。発生件数は相当な勢いで増えている。しかも、宮崎に限定されている。見方によると、口蹄疫は封じ込まれているのだろうか。今は結論は出せないが、緩慢な広がりを許してしまった結果にあると思われる。
対策本部では、とびとびの発生から風によるものではなく、人的な運搬よるものでないかと推察している。矢張り初期の対応が問題だったのであろう。これほどの広がりがあるのは、発見が遅れたのか、その後の移動規制が十分でなかったのではないだろうか。
宮崎の畜産農家のブログが、涙なくしてみることができない。陽性とされた牛舎では、全頭殺処分されるがそれまでは飼育しなければならない。殺すまで、毎日餌をやって搾乳していた、愛牛たちにどう接すればいいのかと、悲鳴が聞こえてくる。http://green.ap.teacup.com/mutuo/
無責任に近いコメントもあるが、概ね同情的で好意的である。彼を見ていると、行政にしろ国にしろ現場で起きている苦悩を理解できないまま、粛々と法にのっとって処分するだけである。最早、風評被害の段階ではなく、情報を可能な限り公開するべきである。取材制限を解除するべきではないだろうか。
その一方で、乳牛や肉牛の個体価格は順調に右肩上がりである。この増加した部分を、被害農家に還元できる方法はないのだろうか。