福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

米と小石

2009年10月12日 |  〇文化・歴史

当ブログと相互リンクさせていただいている「釜山でお昼を」に
よれば、殖民地時代の釜山の精米所では、精米作業の前に、
モミに交じった小石を取り除くため多数の作業員を雇っていた
とのこと。

過去、朝鮮の稲作では、精米前のどこかの過程で、モミに多量の
小石が混ざっていたのである。

「ヲタク」は、そのどこかの過程とは、稲刈り後の稲の乾燥過程に
あったのではないかと見ている。


△日本における伝統的な稲の乾燥法(photolibraryより)

日本の稲作では、機械化以前の段階でも、杭や棒を使って
脱穀前の稲を地面から離して天日に干すやり方が一般的だった。

籾(もみ)すり前に庭先などで、筵(むしろ)の上でモミを天日干し
するのは、あくまで補助的な乾燥法だったと見ていいだろう。

しかし、木や竹の杭や棒が利用しにくかった朝鮮では、脱穀後に
モミを地面に広げて干すやり方が乾燥法の中心だった可能性が
強い。

「ヲタク」が、そう推測する理由が、この秋もまた、韓国メディアの
フォトニュースになっていた。

韓国の農村の一部では、現在でも、モミを道路上などの地面に
干す習慣が残っており、秋の農村の風物詩ともなっているのだ。

もちろん、現在では、小石などが混ざらないよう、モミの下には
シートを敷くようだ。

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■ 누렇게 익어가는 벼
黄金色に輝くモミ
(連合ニュース 10月11日)

11일 충북 단양군 가곡면 대대2리 마을 앞 도로에서 한
농민이 갓 수확한 벼를 건조하기 위해 바삐 손을 놀리고 있다.
11日、忠清北道タンヤン郡カゴク面の農村で、一人の農民が、
収穫したてのモミを乾燥させるため道路上に干している


(終わり)



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ミソってヨソる

2009年10月12日 |   〇日本を読む

「ミソってヨソる」。

はたして、この日本語を理解できる日本人が、この日本に
どのくらいいるだろうか?

日ごろから日本語の新しい俗語に特別な関心を寄せている
人でもない限り、一般的には、日本人にもわからない日本語だろう。

自慢にもならない話だが、上の言葉の意味が「ヲタク」にはわかる。

なぜなら、「ヲタク」は、毎日のように韓国の京郷新聞の日本語
講座に目を通しているからである。

前置きが回りくどくなってしまったが、「ミソってヨソる」の意味は、
「30代になって40代になる」・・・。

つまり、「ミソる」とは「30代になる」こと、「ヨソる」とは「40代に
なる」ことを意味する。日本語の新しい俗語なのだそうだ。
ちなみに語源は、「三十路(みそじ)」と「四十路(よそじ)」。

例によって、実際にどれくらい使われている俗語なのかは、
「ヲタク」にはわからない。

はるか昔にミソり、そして、もうずいぶん前にヨソってしまった
自分自身を、全く新しい表現で悲しく振り返りながら、京郷新聞の
関連講座を翻訳練習してみた。

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■ 日本語 1169回 「ヨソる」

(京郷新聞 10月11日)



<解説部分>

昨日は、女性が30代になることを、「三十路(みそじ)」を
もじって「ミソる」と表現する
ことを紹介しました。「三十路」と
同じような表現がもう一つありますが、それが40代を
指す「四十路(よそじ)」です。20代や50代にはこうした
表現は使われません(※)。「四十路」という言葉も同じように
もじって、「40代になる」という意味で「ヨソる」と言います



(※ヲタク注)正確には「五十路(いそじ)」という表現もある。





△「私といっしょにチャゲアスの
LOVE SONG
聴くヲタクさん・・・。まだまだお若いです








△「その曲は、オレが若いころ、よくカラオケで
歌っていた曲だッ!




(終わり)


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