10月28日、ドイツではメルケル首相率いるキリスト教民主・
社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)による中道右派
連立政権が新しく発足した。
これにより、4年間にわたったCDU・CSUと社会民主党(SPD)との
「大連立」に終止符が打たれることになった。
ところで、「ヲタク」が韓国メディアを通じて知りえたドイツ新政権の
連立政権協議の中で、特に注目したのが徴兵制の問題だ。
新しい連立政権は、事前の政策協議の中で、現在9ヶ月の
兵役期間を2011年から6ヶ月に短縮することで合意している。
これは労働力確保など経済的な観点から徴兵制廃止を訴える
経済界寄りの自由民主党と、徴兵制を堅持したいCDU・CSUとの
間の妥協の産物だ。
今回の合意により、ドイツの兵役期間は、最長だった冷戦期の
18か月(西ドイツ)に比べ、ちょうど3分の1にまで短縮される
ことになる。
ここで興味深いのは、「ヲタク」がドイツの政党の中で最も強い
共感を感じているドイツの社会民主党が、この決定を歓迎する
どころか、逆に強く批判している点だ。
これには、少なからず「ヲタク」も驚いたし失望もした。
同じく社会民主主義を党是とする政党ではあっても、日本と
ドイツとでは、かなりの違いがあるようだ。
いわゆる安全保障政策に関しては、ドイツの社会民主党は
かなりの「タカ派」と見てよさそうだ。
ここでは、関連記事の中から、同問題に関するドイツ社会民主党の
反応に関する部分のみ、翻訳練習してみた。
なお、蛇足ながら、韓国メディアが日本メディア以上にドイツの
徴兵制問題に強い関心を示すのは、良心的兵役拒否を認めて
いるかどうかの違いこそあれ(ドイツは認めている)、韓国、
ドイツ両国ともに成人男子に兵役の義務を課している国という
共通性があるためだ。
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■독일 군복무기간 6개월로 단축
ドイツ、兵役期間を6ヶ月に短縮
(連合ニュース 10月26日)
-前略-
그러나 새 보수 연정의 출범으로 야당이 된 사민당
(SPD)은 복무기간 단축을 강력히 비난했다.
しかし、新しい保守系の連立政権の発足により野党となった
社会民主党(SPD)は、兵役期間の短縮を強く批判している。
사민당 중진인 요하네스 카르스는 일간 함부르크
아벤트블라트와 인터뷰에서 "군 복부가 가치를 가지려
면 최소한 9개월은 돼야 한다"면서 이번 합의는
'완전한 난센스'라고 말했다.
社民党の重鎮であるヨハネス・カールス議員は、日刊紙の
ハンブルグ・アベントブラードとのインタビューで「兵役義務が
価値を持つとすれば、最小限9ヶ月間は必要だ」としながら、
今回の連立合意について「全くナンセンスだ」と語った。
또 사민당의 국방 전문가인 라이너 아르놀트는 "6개월
군복무는 제대로 된 식사가 아니라 음식 맛보기 수준"
이라고 비판했다.
また、社民党の安全保障専門家であるライナー・アルノルト議員は、
「6ヶ月の兵役を食事にたとえれば、それはまともな食事ではなく、
味見レベルだ」と批判する。
-以下省略-
△「オレは非武装大法学部政治コースの
学生時代、ドイツ語を第1外国語に選び、
とてつもなく高度なドイツ語を学んだ」
「例えば・・・、Ich liebe dichなどがそのいい例だ」
△「オスドリの言うことは、しばらく無視した方が
いいと思います」
(終わり)