このゴールデンウィークの期間中、末っ子を連れて大分市の
「うみたまご」(大分マリーンパレス水族館)を訪れた「ヲタク」は、
つくづく考えた。
例えば、海の動物である「セイウチ」や「ラッコ」の韓国語を
知っていたところで、日本の一般社会では、せいぜい、
単なる変人だ。
△「変人以上変態未満ってか?」
しかし、動植物の名前を複数の言語で知ることは、間違いなく、
その動植物自体に関する理解を深めることになる。
おそらく、動植物以外についても同じことが言えるのだろうが、
とりあえず、今回は動植物、特に数種類の海の動物を
対象に、それぞれの動物について韓国語という外国語を
通じて理解を深めてみることにする。
まずは、「セイウチ」だ。
△セイウチ(ウィキペディアより)
「セイウチ」は、韓国語で「바다코끼리」。
この「바다코끼리」を意味通りに訳せば「海のゾウ」。
これは、体が大きく、オスメスともに長い牙を持つ「セイウチ」の
特徴が、同じく体が大きく長い牙を持つゾウを連想させるところ
から命名されたに違いない。
△トド(ウィキペディアより)
また、牙はないものの同じく体が大きく体形が「セイウチ」に
よく似た「トド」は、韓国語では「海のライオン」を意味する
「바다사자」と呼ばれている。
さらに、「トド」より小さめの「アザラシ」は、「海のヒョウ」を
意味する「바다표범」。
ちなみに、小さな耳たぶが付いていることや後ろのひれを使い
「歩行」できる点で、「アザラシ」と見分けのつく「アシカ」は、
「강치」と呼ばれており、この名称には特別、意味はない。
しかし、同じアシカ科に属し、「アシカ」より少し体形が小さく
体毛の多い「オットセイ」は、「水中の犬」を意味する「물개」と
呼ばれている。
最後に、子どもたちに人気の高い「ラッコ」だが、「ラッコ」は
韓国語では漢字語を使い「해달(海獺)」と呼ばれている。
一見、とっつきにくい名称だが、同じイタチ科に属し、体形も
よく似ている「カワウソ」の「수달(水獺)」とセットで覚えれば、
記憶に残りやすいかもしれない。
△「ヲタクさんのおかげで、
海の動物に親しみが
わいてきました。うふ」
(終わり)