福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国語で「憤慨せよ」③

2011年06月23日 |   〇世界を読む

ユダヤ系フランス人、ステファン・エッセルの「憤慨せよ」に
まつわる話題も、そろそろ潮時(しおどき)だろう。

「ヲタク」自身、くどいのは嫌いだ。


△「すでに十分、くどすぎるんだッ!

後は、この夏、実際にプサンの書店を訪れ、この本を購入し、
読めばよいのだ。

ここでは、最後に、「フランス発・怒りシンドローム」なる表現を
使いながら、エッセルの「憤慨せよ」を紹介した韓国紙の
関連記事を、翻訳練習させてもらった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

세계로 번지는 프랑스發 '분노 신드롬'
世界に広がるフランス発「怒りシンドローム」
(CBSノーカットニュース 6月13日)



프랑스 사회에 '분노 신드롬'을 일으킨 책이다.
フランス社会に「怒りシンドローム」を巻き起こした本だ。

2차 세계대전에서 나치에 맞선 레지스탕스(저항운동)
투사였던 지은이는 현대 젊은이들에게 '분노하라'고
외친다.
第2次大戦でナチズムに抵抗し闘ったレジスタンス運動の
闘士だった著者は、現代に生きる若者たちに「憤慨せよ」と
訴える。

그는 분노라는 감정은 잘못된 것을 바꾸려는 의지이고
행위라고 말한다.
彼は、怒りという感情は、間違いを正そうとする意志であり、
そして行為であると説く。

1943년 사회에 '분노한' 레지스탕스 단체들은 투쟁을
통해 사회보장제와 퇴직연금제도, 공공재의 국영화,
대재벌의 견제, 언론의 독립, 교육권을 획득했다.
1943年、フランスの「憤慨した」レジスタンス諸団体は、
闘争を通じ、社会保障制度や年金制度、公共財の国営化、
大財閥の牽制、言論の独立、教育権などを獲得した。

이러한 결과는 분노에서 비롯된 것이었다.
こうした結果は、怒りから始まったものだった。

그러나 지금은 어떠한가. 많은 젊은이들이 사회의
부조리에 분노하기보다 개인의 안위에 머물러
무관심으로 일관하고 있다.
しかし、現在はどうだろう?多くの若者たちが、社会の
不条理に怒るよりも、個人の安逸な生活に埋没し、社会や
政治に無関心なまま過ごしている。

그 결과 프랑스 민주주의의 토대가 된 레지스탕스
정신이 무너지고 사회 양극화, 외국 이민자에 대한
차별, 민주주의를 위협하는 금권 등이 불거졌다.
その結果、フランス民主主義の土台となったレジスタンス
精神は崩れ去り、社会の2極化、移民に対する差別、
民主主義を脅かす金権政治などが表面化した。

지은이는 "세상에 대한 무관심이란 인간을 이루는
기본 요소인 분노할 수 있는 힘, 그 결과인 참여의
기회를 영영 잃어버리는 행위"라고 일갈한다.
著者は、「社会に対する無関心とは、人間であることの
基本要素である『怒ることのできる力』、そして、その結果で
ある『政治参加の機会』を永久に失う行為」だと一喝する

그는 젊은이들에게 '분노하라'는 말로써 '참여
하라'는 화두를 던지는 것이다.
彼は若者たちに「憤慨せよ」という表現で、「政治参加
せよ」と促がしているのだ。

그의 메시지는 한국 사회에도 시사하는 바가 크다.
彼のメッセージは、韓国社会にも示唆するところが
大きい。

'4·19 민주항쟁', '6·10 민주항쟁' 등 독재정권에
저항했던 분노의 역사가 한국 사회를 변화시킨
토대였다.
李承晩政権を倒した「4・19民主抗争」(1960年)や
大統領直接選挙制を勝ち取った「6・10民主抗争」
(1987年)など、独裁政権に抵抗した怒りの歴史が、
韓国社会を変革させる土台だった

그 분노가 최근 '반값등록금' 촛불집회로 이어지
면서 침묵하는 사회에 파장을 일으키고 있다.
その怒りが最近、「大学授業料50%引き下げ」(大統領選
公約)実現を求めるキャンドル集会へとつながり、沈黙する
社会に大きな波紋を呼び起こしている。






△「私は、くどい中年男が大好きです。
だって・・・、単純に素敵だから。うふふ




(終わり)



  参加カテゴリ:地域情報(アジア)


韓国語で「憤慨せよ」②

2011年06月23日 |   〇世界を読む

93歳のレジスタンス老闘志の訴えを小冊子にまとめた本が、
분노하라」(憤慨せよ)だ。

フランスで販売200万部を超える大ベストセラーとなり、今年
6月、韓国でも翻訳版が出版された。


△「분노하라(憤慨せよ)」、インターネット教保文庫より

韓国を代表する大規模書籍販売チェーン店、「教保文庫」の
ネットショッピングサイトでは、定価より10%引きの
5400ウォン(約420円)で販売されている。

また、6月22日現在、同サイトの週間販売ランキングでは、
国内図書(全体)で14位、政治・社会ジャンルでは2位に
つけている。

なかなかの売れ行きである。

「ヲタク」自身、この夏の訪韓時にこの本の購入を予定して
いる。

気持ちを盛り上げる意味からも、韓国語版の書評記事を
翻訳練習させてもらった。

今日は2本である。


△「書評の翻訳練習で
盛り上がり、結局、本のことは
忘れてしまう可能性が高そうだ


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순종에 찌든 청춘을 향한 일갈
“분노 없인 창조도 없다”
従順に疲れた青春に一喝、「怒りなくして創造なし」
(ヘラルド経済新聞 6月10日)

“레지스탕스의 기본 동기는 분노였다. 레지스탕스
운동의 백전노장이며 ‘자유 프랑스’의 투쟁동력이었던
우리는 젊은 세대들에게 호소한다. 레지스탕스의
유산과 그 이상들을 부디 되살려달라고, 전파하라고.
그대들에게 이렇게 말한다. 이제 총대를 넘겨받으라.
분노하라!”
レジスタンスの根本的な動機は怒りだった。レジスタンス
運動の老活動家であり、『自由フランス』闘争の担い手だった
我々が、若い世代に訴えたいことは、レジスタンスの遺産と、
その理想を、どうか現代によみがえらせ、広めてほしいと
いうことだ。若いあなたたちにこう言いたい。さあ、我々が
譲り渡す戦いの銃を受け取るのだ。憤慨せよ!」

2009년 93세 레지스탕스 노투사 스테판 에셀이
레지스탕스의 성지 글리에르 고원에서 “젊은이들
에게는 분노할 의무가 있다”며 쩌렁쩌랑한 목소리로
외치자 프랑스 사회가 숙연했다. 프랑스 민주주의
토대가 된 레지스탕스 정신을 깨우라는 34쪽짜리
소책자가 2010년 10월 출판되자 프랑스는 감전되듯
반응한다. 200만부가 금세 팔려나갔다. 프랑스
언론들은 이를 100년 전 ‘드레퓌스 사건’으로
프랑스의 인권문제를 제기한 에밀 졸라의 ‘나는
고발한다’에 비유했다.
2009年、93歳の老レジスタンス闘士、ステファン・
エッセルが、レジスタンスの聖地であるグリエール高原で、
若者たちには怒る義務がある」と朗々とした声で訴えるや、
フランス社会は粛然と耳を傾けた。現代フランス民主主義の
土台となったレジスタンス精神を呼び起こせと訴える
34ページの小冊子が、2010年10月に出版されるや、
フランス社会はまるで感電したかのような反応を示し、
たちまち200万部が売れた。フランスのメディアは、この
現象を、100年前、ドレフィス事件をめぐりフランス社会に
人権問題を提起したエミール・ゾラの「我弾劾す」にたとえた。

젊은이들을 향한 그의 목소리는 뜨겁다. 민주주의의
토대인 지켜야 할 원칙과 가치에 대해 역설하며,
차별과 빈부 양극화, 금권에 저항할 것을 주문한다.
若者に対する彼の訴えは熱い。民主主義の土台として
守らなければならない原則や価値について力説し、
差別や社会の2極化、金権政治に抵抗することを
注文
する。

에셀이 제시하는 분노의 이유, 목록들은 길다. 대량
소비, 약자에 대한 멸시, 문화에 대한 경시, 일반화된
망각증, 만인의 만인에 의한 지나친 경쟁을 부추기는
사회 등….
エッセルが提示する怒りの理由は多岐にわたる
大量消費、
弱者への蔑視、文化軽視、一般化された健忘症、万人の
万人に対する競争を煽(あお)る過度な競争社会
など・・・。

선동적이기까지 한 그의 짧은 글이 갖는 힘은 어떤
이해관계를 떠나 누구나 공감할 만한 기본적인 것,
인권을 내세운 데 있다. 여기에 세계화 속에 휘말리며
자신의 의지나 노력과는 상관없이 떠밀려 가야
하는 개인의 무기력한 현실이 불을 댕겼다.
扇動的でさえある彼の短い訴えが人々の心を打つ理由は、
各人の利害関係を離れ、誰もが共感できる人間生活の
基本に関わる問題や人権の大切さを前面に掲げている
ところにある。また、背景には、自分の意思や努力とは
無関係に、グローバリズムに巻き込まれ、流されて
行かざるを得ない、多くの現代人の無気力な現実があった。

-中略-

마지막 말은 간명하다. “창조, 그것은 저항이며
저항, 그것은 창조다.”
著者の最後の言葉は単純だ。「創造、それは抵抗であり、
抵抗、それは創造である」。

한세기 가까이 살아낸 생의 끝자락에 자유의 투사가
생에서 건져올린 정수, 끝내 가치 있는 것이란
점에서 호소력이 짙다.
1世紀近くを生き抜いてきた自由の闘士が、人生の終わり
間際に、自らの人生の中からすくい上げたエッセンスには
不朽の価値があるという点でも訴える力は大きい。

・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・

‘분노하고 참여하라’ 93세 레지스탕스의 절규
「怒れ、そして政治参加せよ」、93歳老レジスタンス闘士の叫び
(国民日報 6月9日)

-略-

출간 7개월 만에 200만부가 판매되며 프랑스를 흔든
93세 노(老)투사의 ‘분노하라’. 책은 출간 전부터 국내
언론과 명망가들로부터 “프랑스 지성의 절정”(신영복)
으로, “신자유주의 세계화된 오늘날(중략) 내게 다가온
감격”(홍세화)으로 회자됐다. 분노할 일은 많으나 분노
하지 못하는 우리 시대의 삶이 불러온 열띤 반응이다.
出版7ヶ月で販売200万部を突破し、フランスを揺り動か
した、93歳の老レジスタンス闘士が書いた「憤慨せよ」。
韓国語版の出版前から、韓国メディアや文化人から
「フランス知性の至高」(シン・ヨンボク評)、「新自由主義が
グローバル化した今日、-中略- 私に訪れた感激」(ホン・
セファ評)などと感動の声が広がっていた。怒るべきことは
多いのに怒ることのできない、現代人の生活が呼び起こした
熱い反応だ。

86쪽 분량의 소책자에서 프랑스어판 편집자 후기와
저자 인터뷰를 제외하면 본문은 고작 20여쪽. 1시간
연설문 분량 정도에 불과하다. 하지만 두 세기에 걸친
저자의 삶과 함께 읽으면 의미만은 결코 소략하지 않다.
그래서 독서는 저자에서 출발하는 게 마땅해보인다.
86ページの小冊子から、フランス語版の編集者後記と
著者へのインタビューを除けば、本文はわずかに
20数ページ
。1時間の演説の原稿程度に過ぎない量だ。
しかし、2世紀にわたった著者の人生とともに読めば、
本の持つ意味は決して小さくない。そういう意味で、読書は
著者の人生から出発するのがふさわしく思える。

1917년 유대계 독일인으로 태어나 프랑스로 이주한
스테판 에셀은 제2차 세계대전 당시 나치에 맞서 싸운
레지스탕스 투사이자 전직 외교관이다. 철학자 장 폴
사르트르의 후배로 파리 고등사범학교에 입학한 그는
전쟁 발발 후 1941년 런던으로 건너가 샤를르 드골
장군이 이끄는 ‘자유 프랑스’에 합류한다. 1944년에는
파리에 잠입했다가 붙잡혀 죽을 고비를 넘긴다. 유대인
수용소에서 사형이 집행되기 전날, 전염병으로 죽은
프랑스인 수감자의 신분을 훔쳐 간신히 살아난다.
그 후 두 차례의 시도 끝에 탈출에 성공한다. 전쟁이
끝나고 외교관이 된 에셀은 1948년 유엔 세계인권
선언 작성을 돕는다. 인권선언은 그에게 레지스탕스
정신을 계승하는 일이었다.
1917年、ユダヤ系ドイツ人として生まれ、フランスに移住した
ステファン・エッセルは、第2次大戦当時、ナチスに抵抗し
闘ったレジスタンスの闘士であり、元外交官だ。哲学者、
ジャン・ポール・サルトルの後輩としてパリ高等師範学校に
入学した彼は、戦争勃発後の1941年、ロンドンに渡り、
ドゴール将軍率いる「自由フランス」に参加した。1944年には
パリに潜入したが囚われの身となり、死の危機に直面した。
ユダヤ人収容所で死刑が執行される前夜、伝染病で死亡した
仲間の身分を手に入れ、間一髪、生き延びることができた。
その後、二度にわたる企ての末、ついには収容所からの
脱出に成功した。終戦後、フランスの外交官となった
エッセルは、1948年、国連の世界人権宣言の作成に
参加した。世界人権宣言は、彼にとってレジスタンス精神を
継承する仕事だった。

책에서 에셀의 주장은 간명하다. 이민자를 차별하고
사회보장제의 근간을 흔드는 니콜라 사르코지 프랑스
대통령의 우파 개혁에 대해 그는 “분노하라”고 주문
한다. 눈앞에서 레지스탕스 투사들이 목숨 걸고 지킨
프랑스 민주주의의 원칙과 가치, 인권이 무너지고
있다는 것이었다. 여기서 분노는 터뜨리고 파괴하는
‘격분’이 아니라 관찰하고 참여하는 냉정한 감정을
말한다. 에셀은 “최악의 태도는 무관심”이라고 했다.
그건 “분노할 수 있는 힘, 그리고 그 결과 참여의
기회를 영영 잃어버리는 것이기 때문”이라고 했다.
本文に書かれたエッセルの主張はシンプルだ。移民を
差別し、社会保障制度の根幹を揺るがすサルコジ大統領の
新自由主義的改革に対し、彼は「憤慨せよ」と訴える

彼は、レジスタンスの闘士たちが命がけで守ったフランス
民主主義の原則や価値、人権が目の前で崩れ去っていると
感じている。ここでの憤慨は、爆発し破壊する「激憤」では
なく、観察し参加する冷静な感情を意味している。エッセルは
「最悪の態度は無関心だ」と言う。なぜなら、無関心は、
「怒ることのできる力、そして、その結果、政治に参加する
機会を永久に失ってしまうからだ」と彼は考えている。

저자는 93세 노인인데 책의 목소리는 청년의 그것이다.
쩌렁쩌렁하게 울리는 에셀의 강연을 듣고 출판사가 책을
제의했다는데, 책을 읽으면 그 목소리가 들리는
기분이다. 임희근 옮김.
著者は93歳の老人だが、本の声は青年のそれである。
かくしゃくとした声で力強く語るエッセルの講演を聴いた
出版社の関係者が、講演の内容を本にすることを提案した
とのこと。この本を読めば彼の声が聞こえてくるような
気分になる。翻訳はイム・ヒグン。





△「ヲタクさんは、決して
この本のことを忘れたりしない。
だって、ヲタクさんって何事に対しても
イチズだから・・・。うふふ




(終わり)

 

   参加カテゴリ:地域情報(アジア)