福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

長白と百度地図の現状

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人

散々お世話になっておきながら、こんなことを書くのも気が引けるが、
百度地図のストリートビューは、まだまだ課題が多い。


百度地図より

例えば、長白朝鮮族自治県の市街地の大半がカバーされたとは言え、
周辺部はまだ手つかずのまま残されている。

特に「ヲタク」が観察したかった長恵国際大橋が、カバー地域に
含まれていなかったことにはがっかりした。

現状のストリートビュー(2016年6月撮影分)では、長恵国際大橋は
遠くにかすんで小さく見えるだけで近づけない。


△北朝鮮・恵山の普天堡記念碑(左)と長恵国際大橋(右)

百度地図には、ストリートビューの写真をどんどん新しいものに
更新すると同時に、カバー地域もさらに広げて行ってくれることを
期待しながら応援するしかない。

・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・

このまま終わるのもシャクなので、ここでは長恵国際大橋より
150kmほど下流にかかる臨江鴨緑江大橋(臨江市)の姿を
記録しておく。


△臨江鴨緑江大橋(臨江市)、対岸は北朝鮮

百度地図ストリートビュー(2016年6月撮影)からキャプチャー
した画像である。






(終わり)



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長白の鴨緑江沿い道路

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人


百度地図より

百度地図のストリートビュー(2016年6月撮影)で観察する限り、
長白朝鮮族自治県内の鴨緑江(国境)沿い道路は、実にきれいに
整備されている。


△目の前の山は北朝鮮

手の込んだ街灯にも感心するが、いたるところにある展望休憩所も
印象的だ。


△対岸は北朝鮮(以下の写真も同じ)

朝鮮族にしろ、漢族にしろ、鴨緑江対岸の異国(北朝鮮)を見つめ
ながら、一息入れることを好む中国人が多いのだろう。



目の前に広がる異国の風景とは、つまり非日常の空間だ。



目の前にはただ川が流れているだけだが、そこには目には見えない
国境が引かれ、両岸の日常と日常を厳然と隔(へだ)てている。



そういう不思議な場所で休憩を取り、自分の日常をしばし停止させ、
自分の日常をふり返るのも、なかなか風流なものだ。



何だか、長白が好きになってしまいそうな「ヲタク」である。



(続く)


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長白観察で中国語学習

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人


△中国語は全く意味不明ながら朝鮮語では「長虹カラー写真」とある

百度地図のストリートビュー(2016年6月撮影)で長白朝鮮族自治県を
観察することは、「ヲタク」にとっては中国語学習(現在、中検3級)の
意味も持っている。


△朝鮮語では「佳人ウェディングドレス撮影城」

かなり広い長白の街中では、ほぼ全ての店舗の看板が中国語・朝鮮語
併記になっているのだから、わからない中国語は朝鮮語を通じて理解、
学習できるのである。


△朝鮮語では「中国体育宝くじ」(左)

つくづく陰気な趣味だが、これがけっこうおもしろい。


△看板には「新しく売り出した地下車庫」(朝鮮語)

目はどんどん悪くなっていくが、脳の体操には持って来いだ。




(続く)



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長白と韓国産品

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人


百度地図より

長白と韓国産品


△「韓国館」という店名の食堂

百度地図のストリートビュー(2016年6月撮影)を使った長白朝鮮族
自治県の観察でも、韓国関連の店舗が、延吉市ほどではないにしろ、
少なからず目についた。


△「高麗街盛開スーパー」という店名のスーパー

長白でも、各種の韓国産品は、まさに「時尚」(流行)なのだ。


△中国語の「時尚」とは「流行」くらいの意味

街中の小さな商店で、韓国の食品や化粧品を目玉にしている店も
あった。



例えば、中国語で「楽客便利店」、朝鮮語で「ハッピーマート」なる
店名を持つ商店。

ただ、長白には「韓国」を大々的にアピールしている店舗がほとんど
ないところを見ると、交通の便の悪い長白には、まだそんなに大量の
韓国産品が流れ込んでいるわけではなさそうだ。

ちなみに、長白の食堂や商店を観察していて、「ヲタク」の目が
しばらく釘付けになってしまった店がある。

最後にその店を記録しておく。



その名も「解放商店」。

実に中国的な店舗名ではないか。



(続く)



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中国朝鮮族の愛国

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人


△長白県の図書館(文化会館や健康センターも併設)

百度地図のストリートビューで長白朝鮮族自治県(2016年6月撮影)を
観察していて印象深かったのは、街の看板の表記だった。


△食堂には「オソオセヨ(いらっしゃいませ)」の朝鮮語も

ほぼ全ての看板が中朝2言語(中国語・朝鮮語併記)で書かれている。


△電力会社の長白県営業所

「ヲタク」の印象では、延辺朝鮮族自治州よりも徹底している。


△長白県の新市街地

朝鮮族の自治県なので、当然と言えば当然のことなのかもしれないが、
朝鮮族住民の人口比率(約16%)の「低さ」を考えると、中国と
いう国家の度量の広さを思い知らされる気がする。(※延辺朝鮮族
自治州の朝鮮族比率は約32%。2010年、吉林省統計局調べ。)


△全州ビビンバの店

ただし、民族文化や民族的同胞に対する親近感は尊重されても、
朝鮮族の帰属国家は、あくまで中国だ。


△「済州島ビビンバ」なる店名の食堂

朝鮮戦争では、中国人民義勇軍の一員として、米軍や韓国軍との
戦闘に参加した朝鮮族も多数いたとのこと。


△長白県の朝鮮族中学(中学・高校)

朝鮮族にとって、民族文化への愛着や北朝鮮や韓国に対する民族的
親近感と国家(中国)への帰属意識の峻別は、非常にシビアなものと
ならざるを得ない。



長白の中国朝鮮族にとって、いくら民族的同胞が川向うに住んでいようが、
「愛国」の対象は中華人民共和国だ。





(続く)





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長白を走るランクル

2017年09月24日 |   〇朝鮮族と高麗人


百度地図より

長白を走るランクル



△ランクル・プラド(右)とカムリ(左)、どちらもトヨタ製

百度地図の長白朝鮮族自治県のストリートビュー(2016年6月撮影)
観察では、絶対数は少ないながらも、日本車がよく目についた。


△駐車中のランクル

見慣れた日本車に対するひいき目もあるのかもしれないが、印象では、
ドイツ車やアメリカ車、韓国車などの外車勢を圧倒していた。


△鴨緑江河岸の国境展望台前に駐車中のランクル

日本車の中でも特に目立っていたのがトヨタのランドクルーザー。



真冬の雪道にも強い点などが評価されているのだろうか。



他にも、ホンダやアキュラ(ホンダの高級車ブランド)の車も走って
いた。日産車らしき車については、エンブレムの文字が読み取りにくい
ので、紹介は割愛する。



珍しいところでは、警察関係の三菱パジェロも見かけた。



警察関係者とおぼしき男性が、銃のようなものを手にした様子も
写り込んでいる。

ただ、長白を走る多様な車の中で、「ヲタク」を一番驚かせたのは、
アメリカのJeepだった。



長白には、ランクルやJeepを普通に乗り回す、かなり裕福な層が
存在していることがわかる。



(続く)



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鴨緑江で遊ぶ朝鮮人民

2017年09月24日 | 【北朝鮮関連】

百度地図のストリートビューネタである。



今回、「ヲタク」が観察したのは、中国吉林省の長白(チャンベク)
朝鮮族自治県
。画像の撮影は全て2016年6月となっている。


△漢字とハングルが併存する街、長白

長白は朝鮮民族の霊峰である長白山(韓国では白頭山)近くの中朝
国境(鴨緑江)沿いに位置し、鴨緑江の対岸は北朝鮮の恵山(ヘソン)市。


△漢字とハングルが併存する街、長白

人口約8万5000人の中、朝鮮族は約1万4000人。

延辺朝鮮族自治州内の県を別にすれば、中国で唯一の朝鮮族自治県だ。



以下、数回に分けて長白の観察結果を記録する。

歩いて渡れる鴨緑江


△川(鴨緑江)の右手は恵山(北朝鮮)

国境の川、鴨緑江も上流では狭い。


△長白を流れる鴨緑江の浅瀬、対岸は恵山(北朝鮮)

「歩いて渡れる」というのは、おそらく事実である。


△鴨緑江対岸の人々の姿(対岸は北朝鮮)

驚いたことに、ストリートビューには、鴨緑江の対岸に人間(朝鮮人)の
姿も写り込んでいる。


△鴨緑江対岸の朝鮮人の姿(対岸は北朝鮮)

洗濯でもしているのだろうか?


△鴨緑江で遊ぶのは朝鮮人?中国人?(対岸は北朝鮮)

遊んでいるように見える人の姿も写り込んでいる。

大声で聞けば、答えてくれそうな距離である。

タクシーにも中朝2言語


△長白のタクシー

長白の街には、かなりの数のタクシーが走っている。


△長白の個人タクシー

セダンタイプのタクシーは個人タクシーだ。


△中朝2言語の表記

ところで、長白のタクシーをよく見ると、全てのタクシーのボディに
朝鮮語と中国語の表記がある。


△「個体出租」とは個人タクシーのこと

長白では、街の看板のみならず、タクシーまで中朝2言語表記なのだ。

スマホ少女と24時間ATM

辺鄙(へんぴ)な山奥にあるからといって、長白が中国の経済発展から
取り残されているわけでは全くないようだ。


△スマホを持って歩く長白の少女

ストリートビューに、スマホを持つ少女の姿が写り込んでいた。
スマホの画面から推測するに、チャットの最中のようだ。


△中国農業銀行

街中には、24時間使える銀行のATMも複数ある。





(続く)




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