中国の朝鮮族自治州や自治県を除けば、世界最大のコリアタウンは、
在住人口や街の規模から見て、おそらくアメリカ、ロスアンジェルスの
コリアタウンをおいて他にないだろう。
△LAコリアタウンは「線」ではなく「面」(グーグルマップより)
コリアタウンに在住する韓国系住民の数は推計で約6万人。
米国勢調査局の資料によれば、ロス郡(ロス市含む)内のコリアン
人口は、コリアタウンを中心に21万人を超えている。
△グーグルマップ(2017年2月撮影)より<以下の画像も同じ>
ただ、「ヲタク」などの場合、ロスのコリアタウンと聞いて、まっ先に
思い出すのは、1992年のロス暴動である。
また、「ヲタク」の好きな80年代の韓国映画「Deep Blue Night
(깊고 푸른 밤)」でも、ロスは、主人公(韓国人移民)たちの
絶望と悲哀の舞台だった。
そうした影響もあってか、「ヲタク」自身、ロスのコリアタウンには、
あまり明るい印象を持っていなかった。
しかし、グーグル地図(ストリートビュー)を通じ、表面的にでは
あれ、実際の街の様子を観察できるようになって、街に対する
「ヲタク」のイメージも大きく変わった。
アメリカの大都会の郊外に広がる、おだやかなコリアタウン。
△看板広告には韓国焼酎
本国はもちろん、日本や中国のコリアタウンにはないスケール感が
ある。
△コリアタウンの幼稚園
広い道路脇の広告看板に書かれたハングル文字も、実に堂々とした
ものである。
もちろん、アメリカに渡った全ての韓国系アメリカ人がアメリカン
ドリームをつかめたわけではないだろう。
△2階には「救済と愛の教会」
それでも、ロスアンジェルス郊外の一角には、実にアメリカらしい、
のびのびとしたコリアンワールドが広がっている。
ストリートビューの画像が、そのことを物語っている。
△コリアタウンでも「チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)」の出前
人種と民族のサラダボールと言われるアメリカ。
△スペイン語とハングルの同居
やはり、アメリカは大した国である。
△コリアタウンの日本式トンカツ専門店
コリアタウンを観察し、つくづく思い知らされることである。
(終わり)
■中서 마트 사업 철수키로 한 롯데… 다른 사업들도 줄줄이 타격 우려
■ロッテマート、中国から撤退決定..他事業へ連鎖打撃を憂慮
(国民日報 9月16日)
-本文省略-
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在韓米軍へのサード(高高度ミサイル防衛システム)配備に強く反発する
中国政府は、グループ所有の敷地(ゴルフ場)をサードに提供する形に
なった韓国ロッテに対し、この間、半年以上にわたり集中的に「報復」を
加え続けてきた。
具体的には消防法違反や電力の過剰使用などを理由に、中国で営業する
ロッテマートの大半の店舗を営業停止に追い込んだ。
△百度地図検索より
この間、反発する中国をしり目に、米軍は在韓米軍へのサード追加配備を
完了。
営業再開が絶望的に遠のいたと見た韓国ロッテは、ついにロッテマートの
中国撤退を決定した。
結果的に米軍に手を貸しながら何食わぬ顔で中国でもうけようとする
韓国ロッテに対する中国政府の怒りが全く理解できないわけではないが、
それにしても恐るべきチャイナリスクの現実化だ。
米中対立の板挟みの中、予期せぬとばっちりをまともに食らう形と
なった韓国ロッテには、お気の毒としか言いようがない。
(終わり)参加カテゴリ:地域情報(アジア)