プサンに暮らす大学生の姪っ子(妻の妹の長女)が、冬休みを利用して
友人と二人で福岡に遊びに来た。
△プサンで50,000ウォンで購入。これで福岡市天神や湯布院に遊びに行く予定。
3泊4日の旅行中、「ヲタク」の家には2泊する。最終日の3泊目は
博多のゲストハウスにとまる予定だとのこと。
△ポケットWi-Fiは3泊4日12,000ウォン。スマホの「カカオトーク」で日韓通話し放題。
姪っ子にとって、「ヲタク」の家は「イモ」(母親の姉妹)の家。
△姪っ子のお土産の一つ
姪っ子が「ヲタク」の家に来るのはこれで2回目だが、前回は小さ
かったのでぼんやりとした記憶しかない、とのこと。
(終わり)
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中国系の動画共有サイトで韓国映画を見ると、当然のこととして、
必ず中国語の字幕がついている。
(日本の映画やアニメ、●Vの場合も同様)
中国語も勉強している「ヲタク」からすれば、中国語の字幕は、
ちょっとした中国語の勉強にもなれば、聞き取りにくい韓国語を
中国語の字幕を助けに理解するシーンもあったりして、大いに
役立っている。
しかし、たまに、大切なシーンでトンチンカンな中国語字幕が目に
入り、戸惑うこともある。
中国系のネット上に出回っている韓国映画の翻訳者の実力には、
相当なばらつきがあるようだ。
そうした中国語訳に接するうち、最近では、韓国映画を見ながら、
中国語訳のミスを発見することが、楽しくなってきた。
共有できる人の少ない、孤独で陰気な楽しみである。
たとえば、「インサイダーズ・内部者たち」の映画では、けっこう
大事なシーンで、翻訳者は「대검중수부」(大検中捜部=大検察庁中央
捜査部)が正確に聞き取れなかったようだ。
日本語に訳すとすれば、「最高検中央捜査部」くらいが妥当だろうか?
韓国の検察組織に関する知識が必要とされるシーンなので、聞き取れ
なかった翻訳者を責める気にはなれない。
「ヲタク」が、ちっぽけな優越感に浸る瞬間である。
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<最近観た映画>
■내부자들 「インサイダーズ/内部者たち」2015年 〇〇〇〇-
(63)
財閥、政界、保守メディアが癒着した権力に、捨て身で切り込む
非主流派検察官。彼を手助けするのは、権力に使い捨てられた、
とある暴力組織のボス。
最後の大逆転劇が実に爽快である。
(終わり)
■월량대표아적심 (月亮代表我的心) - 첨밀밀 OST 등려군 (鄧麗君)
生まれてこの方、ずっと福岡県内に暮らしてきた韓国語「ヲタク」と、
韓国KBSラジオとのつきあいは長い。
特に車を運転するようになってからは、車中では、基本、KBS釜山
放送を聞くようにしてきた(唯一の例外はホークス戦中継)。
1日、何時間も聞いているわけでもないし、きわめて限られた時間帯に
おけるつきあいでしかないが、それでも、つきあいの期間だけを
考えれば30年は超えている。
「ヲタク」の記憶が正しければ、そういう「ヲタク」が、今日(29日夜)、
初めてKBSラジオから流れる中国語の歌を聞いた。
△KBSホームページで放送内容と選曲表を確認
その記念すべき一曲が、「등려군/鄧麗君」(テレサ・テン)の歌う
「월량대표아적심/月亮代表我的心」。
香港の恋愛映画「ラブソング」(1996年)の挿入曲として使われ、
韓国で人気を得た歌だ。
△ネイバー映画より
「ラブソング」は、韓国では1997年に「첨밀밀(甜蜜蜜)」の題名で
公開され、多くの若者の心をつかんだ。
意地悪な運命にもてあそばれた2人の恋が、長い歳月とすれ違いの末、
ついに成就するという感動の恋物語である。
今となっては、韓国アラフォー世代の懐かしの名作といったところか。
なお、日本文化の開放が一定進んでいる現代韓国ではあるが、日本の
歌が日本語のまま地上波ラジオで流れることは、まだ、ない。
(終わり)
■건축학개론 「建築学概論」 2012年 〇〇〇--
(62)
年末から韓国映画にハマっておよそ1か月。
そろそろ、このマイブームに区切りをつけようと選んだ映画が、
「건축학개론」(建築学概論)。
韓国の恋愛映画史上、最多の観客動員記録(410万人)を持つ2012年
公開の作品だ。
小さな行き違いから終わってしまった初恋の思い出を大切に生きて
きた30代半ばの男女が再会し、当時、伝えることのできなかった
お互いの本当の気持ちを確認しあう。
そして、2人はまた、それぞれの日常に戻って行く。「ヲタク」の
ような中高年男から見れば、何とも切なく、また、中途半端な結末
である。
2人はまだ若い。2人で生きて行く人生を選択させたってよかったの
ではないか。
△女性の故郷(済州島)に建った新築の家
特に、主人公の女性は、これから先、初恋の男の作った家で、形に
なった初恋の思い出に囲まれて、ずっと生きて行くことになる・・・。
はたして、それで女性は幸せになれるのか?
△韓国人の「国民食」はチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
次回のプサン訪問では、この映画にも出ていた「짱깨」、つまり
韓国式ジャージャー麺でも食べながら、この恋愛映画について
再度、思いを巡らせてみるのも悪くはないだろう。
(終わり)
「ヲタク」のネット観察が正しければ、中国語系サイトにおける
韓国映画の人気は、日本映画の人気を凌(しの)いでいる。
まだDVDも発売されていない上映中の映画であっても、場合によっては
ネット上での鑑賞が可能だ。
△突然、画面に前方席の観客の腕らしき黒い影が
たとえば、2017年末に公開され、現在も上映中の「신과 함께」
(神と共に)という人気作品については、映画館で盗撮されたと
思われる動画が、投稿サイト上に出回っている。
△画面のゆがみや画像の不鮮明さも映画館での盗撮を物語っている
字幕が繁体字であることから、盗撮の場所は、香港か台湾あたりでは
ないかと推測されるが、中国の可能性がないわけでもない。
いずれにしろ、「ヲタク」が、盗撮された映画をネット上で観たのは、
この「신과 함께」が初めてだった。
△前方席の客の頭の一部が写り込んでいる
例によって、以下は「신과 함께」を含む、最近の鑑賞作品のリスト
である。
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■재심(再審) 「善悪の刃」 2016年 〇〇〇〇-
(61)
再審無罪を勝ち取った実際の冤罪事件を題材にした社会派映画。
刑期を終え出所はしたものの人生に希望を取り戻せない冤罪被害者の
青年と、利益や名声にしか関心のなかった若手弁護士が、青年の
再審を求める活動を通じ、共に変わって行く姿が丁寧に描かれている。
■특별수사(特別捜査) 「特別捜査」 2016年 〇〇〇〇-
(60)
元刑事、元検事(現在は弁護士事務所職員、所長)のコンビが、
財閥家の都合で無実の罪を着せられたタクシー運転手の潔白を証明
するため、命がけの特別捜査を繰り広げる。
最後の最後に元刑事が見せた会心の逆転打は、実に爽快だった。
よくねられたサスペンス映画だ。
■감시자들 「監視者たち」 2013年 〇〇〇 (59)
超人的な記憶力、観察力を持つ捜査官らで構成される特別監視
チームが、知能犯罪集団を追い詰めていく。
わけありげな悪役も魅力的で、途中からは、彼が逃げ切ってくれる
ことを応援していた。
香港映画のリメイク作品。
■오직 그대만「ただ君だけ」 2011年 〇〇〇 (58)
ハッピーエンドで終わる恋愛映画も、たまにはいい。
■신과 함께 「神とともに」 2017年末公開現在上映中 〇〇
(57)
人間は死後、7つの裁判を受け、1度でも有罪判決を受ければ
そのまま地獄へ、全て無罪なら、魂は還生(転生)する。
主人公の魂を還生に導いたのは、偉大なる母の愛だった。
■귀접(鬼接) A Touch Of Unseen 2014年 - (56)
「鬼接」とは「鬼神(幽霊)」との性交渉のこと。
(終わり)