韓国映画と脱北元SP

■몬스터  「その怪物」 　2014年　 〇〇〇－－
（７３４）



2014年に公開された異色のブラックコメディ。

怪物のような殺し屋に命を狙われた2人の少女が、殺し屋に勝利を
収めるまでの奇想天外な恐怖の日々を、コミカルに描いている。


△殺し屋を始末し、山奥の村に戻った2人の少女（映画より）

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、その独特な世界観に、
すっかり引き込まれてしまった。

ところで、この映画には、全くのフィクションながら、北朝鮮の
エリートSP（護衛総局）出身の脱北者が登場した。


△雇い主からお金をもらった用心棒（映画より）

「鋼（はがね）のように鍛えられた手先で相手の腹部をえぐり、
はらわたをつかみ出す」という猛獣のような力を持つ用心棒
だったが、殺し屋との死闘に敗れ、命を落とした。

「ヲタク」にとっては、準主役の殺し屋以上にインパクトの強い
男だった。



（終わり）