福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画とゲイの弟と

2019年07月04日 |  〇映画・映画音楽

분장  「扮装」 2017年 〇〇〇〇-
(736)



2017年に公開されたインディーズ系映画。

主人公は、売れない舞台俳優。

その彼が、人気劇団のオーデションに合格し、ニューハーフ役の
主役に大抜擢される。

軽い気持ちで舞台に臨んだ彼だったが、役柄や演技を通じ、徐々に
性的少数者たちの苦悩に共感を感じるようになっていく。


△性的少数者を演じることになった主人公(映画より)

ところが、そんなある日、弟のアパートを訪ねた彼は、偶然、弟と
親友が繰り広げる男同士の情事を窓の外から目撃してしまい、大きな
衝撃を受ける。



親友からカミングアウトされたばかりの彼だったが、弟がゲイである
ことまでは全く知らずにいたのだった。

そして、2人の関係をどうしても認めることができなかった主人公は、
嫌悪感に駆られ2人に激しい暴行を加えてしまう。弟は、その時負った
怪我のせいで、目標にしていた舞踊コンクールに出場できなくなった。

演劇は大ヒットし、主人公は一躍、世間の注目を集める俳優となるが、
弟は、彼のことを「偽善者」と激しく罵(ののし)る。


△演劇のヒットとともに深まった主人公の苦悩(映画より)

映画は、深い自己矛盾に陥り、さらに弟の大切な未来まで奪って
しまった主人公が、公演最終日の舞台で手首を切って自殺する
演技で終わる。

ただし、手首からは本物の血が流れていたので、本当に自殺した
可能性もある。

はたして、彼は2人の関係を拒絶したまま自己嫌悪の中に死んで
行ったのか?はたまた、本物の血を流すくらいに厳しい自分
自身との闘い-演劇-を通じて、新しい自分にたどりついたのか?

そのことを見る者が自分自身に問え、とでも言わんばかりに、
映画は中途半端な結末のまま、静かな余韻を残して終わった。




(終わり)


韓国オタと鉛筆シャープ

2019年07月04日 |   〇学習余話

唐突ながら、久しぶりのシャープペンネタである。

5月に受験したロシア語検定試験での苦い経験を機に、韓国語オタクと
ロシア語との甘い蜜月関係は、完全に終わりを告げた。

もはや、「ロシア語も勉強している自分」に酔っていられる時間は
過ぎ去ったのだ。

この先、本気で初級程度(ロ検などの客観的評価で)のロシア語を
習得したいと考えるのなら、たとえ気が進まなくても、文法の学習を
正面にすえるしかない。

そういうわけで「ヲタク」は、最近、ひまを見つけては、ロシア語の
名詞や形容詞(ともに男性・中性・女性・複数の別あり)の格変化
(6格の別あり)の書き取り学習に励んでいる。

はっきり言って、極めて陰気な作業である。

せめて、シャープペンくらいは、書いていて気持ちのいいものを
使わないとやってはいられない。



今日、ここに紹介するのは、一般の文房具店やコンビニでも200円台で
手に入るKOKUYOの鉛筆シャープTypeS(0.7㎜芯)。


△「ヲタク」愛用のKOKUYO鉛筆シャープTypeS(0.7㎜芯)

上級タイプのTypeMやTypeMxと比較しても、決してひけを取らない、
滑らかな書き心地を味あわせてくれる逸品である。

ロシア語であれ韓国語であれ、本気で書き取り学習したい人に、
お勧めの1本である。


(終わり)