福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画鑑賞千本達成

2020年03月01日 |  〇映画・映画音楽

붉은 가족 「レッドファミリー」 〇〇〇〇〇
(1000)



2013年に公開されたインディーズ系の社会派映画。


△韓国での功績を認められ勲章を授与される4人(映画より)

主人公は、4人家族を偽装して韓国に潜伏中の
優秀な北朝鮮工作員グループ。隊長は女性(妻)
だが、彼女も部下や上部機関に監視されている。

それぞれ北にいる家族の安寧だけを願いながら、
まるで機械の部品と化し、祖国のために働いている。


△工作員と隣人たち(映画より)

そんな彼らが利己的で人間臭い隣人家族との
交流を通じて、徐々に生身の人間性を回復させて
いく。

そして、そのことが彼らを、残酷な破滅へと
追いやっていく。

おかしくて悲しくて、それでいて強く心を打たれる、
実に見ごたえのあるヒューマンな映画であった。

「ヲタク」の韓国映画鑑賞通算1000本達成(当ブログ
記録分)を飾るにふさわしい名作だったと言える。


△Nikonのカメラで軍事境界線付近の写真を撮る工作員(映画より)

なお、例によって映画の本筋とは無関係ながら、
この映画にはNikonのカメラが登場していた。


△工作員の肩にはNikonのカメラ(映画より)

Nikonファンの「ヲタク」としては、ちょっと
うれしくなるシーンだった。


(終わり)