福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ビジュアル系の韓国映画

2019年01月08日 |  〇映画・映画音楽

■형사 Duelist  「デュエリスト」 2005年  -----
(554)



2005年に公開され、120万(公式統計)を超える観客を動員した
異色の時代劇。

「左捕庁の茶母」(朝鮮王朝時代の女刑事)と殺し屋の決闘
(デュエル)を中心テーマにはしているが、時代考証や写実性は
二の次に、全編をまるでミュージックビデオのような映像美で
表現した作品だ。


△殺し屋(映画より)

主人公らは、さながらビジュアル系のロック歌手だった。

「ヲタク」の趣向には全く合わず、久しぶりに見続けることに
苦痛を感じた映画だった。


(終わり)


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映画と釜山影島の絶望

2019年01月07日 |  〇映画・映画音楽

영도   「(直)影島」 2015年  〇〇〇--
(553)



2015年に公開されたインディーズ系のノワール映画。


△プサン市影島(映画より)

映画の題名通り、舞台はプサンの影島。

連続殺人犯を父親に持った主人公が、幼くして母親からも捨てられ、
祖母と2人、冷たい不条理の中に取り残される。



△映画には「ヲタク」がよく知る草梁洞の高校も登場した

成長するにつれ、「怪物の息子」とちょっかいをかけてくる
不良たちとのいさかいが増え、警察からも目をつけられていく。

それでも、高校を退学になった後、すさんでいくばかりの彼を気に
かけた不動産屋の主人の尽力で、やっと遠洋漁船の船乗りになる
ことが決まる。

彼には、常に
力になってくれる幼なじみもいたし、加えて、昔、
母に連れられ家を出た兄の家族との交流も始まった。

ようやく、父親の影から脱出する出口を見つけたかに見えた主人公
だったが、結局、船の出港の前夜、そのささやかな夢さえ叶える
ことができないまま、この世から消されていく。

影島からの彼の脱出を阻み、彼の命まで奪ったのは、皮肉にも、
長い間、その存在さえ知らなかった弟だった。

「ヲタク」の好きなプサン方言が、ほぼ生の形で登場していた点は
非常にうれしかったが、内容的には全く救いのない暗い映画だった。




(終わり)


韓映画と悪女と名セリフ

2019年01月06日 |  ┗注目女優

■봄날은 간다  「春の日は過ぎゆく」   〇〇---
(552)



2001年、韓国で最も権威のある映画賞である青龍映画賞で、最優秀
作品賞を受賞した作品。

俗っぽい言い方をしてしまえば、この映画に登場する女性主人公は
非常に美しい女性ではあるが、かなりの悪女である。


△主人公を演じた女優はイ・ヨンエ

彼女は、江原道の地方ラジオ局でアナウンサー兼PDをしている。
バツイチの一人暮らし。得意料理はインスタントラーメンで、
キムチの漬け方もしらない、というから、元来、家庭向きの
女性ではないのだろう。

仕事で出会った年下の男(トンセン)と恋愛を楽しむかと思えば、
結婚を意識し始めた彼と気持ちのずれを感じ始め、別の男を作る。

年下男にばれないように二股を試みるが、それが難しいと見るや、
年下男をいとも簡単に切り捨ててしまう。

年下男は彼女への未練が絶ち切れず、無様な醜態をさらしながらも、
何とか失恋の痛手から立ち直っていく。

それからしばらくして、ふとしたはずみに年下男のことを思い出した
彼女は、気の向くまま、以前と変わらない
美しく魅力的な姿で年下男の
元を訪れ、よりを戻そうとする。


△2人の別れのシーン(映画より)

しかし、今度は年下男が彼女をふる。

それでも彼女は、何事もなかったかのように、笑いながら彼に
握手を求め、立ち去る。

実に虚無的な恋愛ドラマであった。

なお、この映画からは、2つの名セリフ(流行語)が生まれ、以後、
韓国語の中に定着した。

라면 먹을래요?(ラーメンでも食べて行く?)

主人公女性が、車で送ってくれた年下男をアパートに誘う時に
言った言葉。

버스하고 여자는 떠나면 잡는게 아니란다.
 (バスと女は、去ったら追うもんじゃないって言うよ。)

失恋後、沈んだ表情で縁側に腰掛けていた年下男に、祖母が
かけた言葉。

밤치기  「(直)夜打ち」 2018年  -----
(551)



2017年のプサン国際映画祭で上演された独立映画。

独立映画を作る若い女性が、シナリオ作りの参考のために一人の
年上男性に謝礼を払い取材を始める。


△男性に自慰やセックス、初体験などについて質問する女性監督(映画より)

実は、その取材は彼女が男性に近づくための口実で、最終的に
彼女は男性に告白するが、ふられてしまう。

2人のアラサー男女の会話を盗み聞きしているようで、韓国語の
いい勉強にはなったが、映画自体には全く共感できなかった。

独立映画とは言え、何とも変わった映画であった。



(終わり)


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韓国映画とキム・ハヌル

2019年01月05日 |  ┗注目女優

■그녀를 믿지 마세요  「彼女を信じないでください」  2004年
(550)  〇〇〇〇-



2004年、120万(公式統計)を超える観客を動員したラブコメディ。


△仮釈放の審査の場でウソ泣きする主人公(映画より)

主人公は、詐欺罪で収監中の「嘘の達人」で「本当のことを話す時、
顔が赤くなる弱点を持つ」女。


△仮釈放を勝ち取った主人公(映画より)

その女が、名演技で勝ち取った仮釈放後に、忠清北道で薬局を
経営する男と出会い、ドタバタ劇を繰り広げながら、誠実さを
取り戻し、恋を成就させていく。


△男との恋に真実の涙を流す主人公(映画より)

今から15年ほど前の作品だが、主人公女性を演じたキム・ハヌルが、
実に可憐で魅力的だった。

愉快で心温まる映画であった。


(終わり)


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韓国映画と電子ロック

2019年01月04日 |  〇映画・映画音楽

도어락 「(直)ドアロック」 2018年  〇〇〇〇-
(549)



2018年12月に公開され、150万を超える観客を動員したスリラー。

電子ロックをも破って室内に侵入するサイコパス(人格異常者)に
狙われた女性(銀行の契約社員)が、後輩
や刑事らの協力を得ながら、
絶体絶命の危機を乗り越え、サイコパスを打ち倒す。


△電子ロック(映画より)

昨今、韓国では電子ロックが急速に普及しつつあるが(「ヲタク」の
妻の実家もしかり)、この映画を見て、あらためて電子ロックへの
過信が危険なことを認識した人が多かったのではないだろうか。


△サイコパスを打ち倒した満身創痍の主人公(映画より)

それにしても、この映画に登場したサイコパスは恐かった。



(終わり)



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草梁川工事の写真

2019年01月04日 |   ┣商店街・草梁川

2018年冬のプサン訪問に関する報告も、おそらく今回で終わる。

最後を飾るのは、草梁川復元工事の写真。


△商店街前の仮設橋から草梁川の上流を望む

草梁川については、すでに一度報告しているので、第2弾という
形になる。


△商店街前の仮設橋から草梁川下流を望む

現在行われている復元工事の全容が2枚の写真を見ると、よくわかる。



(終わり)


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釜山駅の禁煙標語

2019年01月03日 |   ┣釜山駅・草梁駅

2018年冬のプサン訪問時、地下鉄プサン駅のプラットホームで
目にした禁煙の標語。




「喫煙はあなたの未来を焼きます」(東区保健所)

保健所が運営する禁煙クリニックの案内だった。

対象は誰でもいい、とはあったが、「ヲタク」のような外国人でも
クリニックが利用できるのだろうか、などと考えているうちに、
南浦洞行きの電車が入って来た。


(終わり)

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釜山の生きた招き猫

2019年01月03日 |  〇犬と猫

2018年冬のプサン訪問では、ヨンジュ洞の中央公園下の中華料理店で
食事した。



その時、店の入り口前で日向ぼっこをする猫を目にした。



目つきは悪いが、まるで、招き猫のようだった。




(終わり)


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釜山の小規模反日集会

2019年01月03日 |   ┣釜山駅・草梁駅

2018年冬のプサン訪問では、宿泊したホテルの前の公園で小規模な
集会が開かれていた。

通りすがりに2,3曲の歌を耳にした。

かなりの大音量である。雰囲気的には、屋外のカラオケ大会に
似ていた。

ヘバラギのサランウロを歌った男性は、高音もよく出ていたし、
なかなかいい声をしていた。


鄭撥(チョン・バル)将軍像前の公園

警察による物々しい警備の隙間からは、かろうじて「民衆党」なる政党の
赤い旗などが見えた。

市民団体の集会だったようだ。

ところが、その日の夜だったか。

ネットニュースを通じて初めて、その集会が、釜山日本領事館前の
慰安婦像横に新たに徴用工像を設置しようとする人々が開いた集会で
あったことを知った。




(終わり)


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プサン滞在最後のバス

2019年01月03日 |  〇乗り物の話

2018年冬のプサン訪問でも、大いにバスのお世話になった。



写真は、プサン滞在最後の日、ターミナルに向かうシャトルバスを
待った釜山駅前バス停の様子。


(終わり)




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プサン訪問と足のマメ

2019年01月03日 |  〇旅する自意識


△帰国当日、釜山港国際ターミナル2階デッキより

2018年冬のプサン訪問でも、精力的な散策の無理がたたり、足に
マメができた。


△草梁洞168階段モノレールの中で

より正確に記録すると、一か所だけ、左足の小指の外側に大きな
マメができた。

しかし、今回は余裕があった。


△帰国時、プサン港国際ターミナルの出発ロビーにて

福岡の家に帰宅後、マメの水が完全に引き、マメの下の皮膚が
十分、厚くなるのを待って、自らの手でフヨフヨになった大きな
マメの皮をむしり取った。

プサン訪問とは、また別の意味で陰気な自己満足を感じた
瞬間だった。



(終わり)

 

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釜山と階段のある風景

2019年01月02日 |   〇釜山の階段

2018年冬のプサン訪問でも、「階段のある風景」をたくさん撮影した。


△山腹道路へと降りて行く階段(草梁洞)

ここでは、一旦はボツにした写真の中から、2枚の写真を復活公開する。


△一時期、「ヲタク」が好んだ階段(ヨンジュ洞)

どちらも、「ヲタク」を魅了してやまない、プサンの階段の持つ
魅力を写したつもりの写真である。


(終わり)


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釜山に残る和風家屋

2019年01月02日 |  〇日本式家屋

2018年冬のプサン訪問では、プサン駅前に残る日本統治時代の建物を
写真に収めて来た。



屋根の形状、そして2階建てという点から見て、2軒とも日本式の
建築物であることは、ほぼ間違いない。



(終わり)



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釜山レインボーブリッジ

2019年01月02日 |  〇釜山の夜景


△釜山港国際ターミナル出口

2018年冬のプサン訪問では、プサン港到着後、まずシャトルバスで
釜山駅裏(東口)まで行き、その後、ホテルまで歩いた。



途中、釜山駅2階の展望デッキからは、再開発(大型土木工事)中の
ウォーターフロント越しに、綺麗にライトアップされた釜山港大橋や
影島の夜景が見えた。



釜山駅の正面(西口)では、大がかりな改装工事が続く駅前広場
越しに、市街地の街明かりが見えた。


△プサン駅正面(西口)2階から市街地を望む

不景気と言われながらも、土木・建設関連の工事だけは非常に
活発に行われているプサンである。

ところで、今回、「ヲタク」は、プサンの別の工事現場で働く
外国人労働者の一団を見かけ、ちょっと驚いた。

今や、プサンの工事も、外国人労働者抜きでは進まないのである。


(終わり)


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釜山草梁の将軍道士

2019年01月02日 |   ┣山腹道路

2018年冬のプサン訪問の際、草梁洞の山腹道路沿い(高台)で
目にした
民間信仰関連の施設。



おそらく、ムダン(霊能者)と仏教、易学、さらには山岳信仰が
融合した独特の信仰世界だとは思われるが、「玉香将軍道士」とは、
何とも物々しい。


(終わり)


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