BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第2話 『真夜中の森』 感想: 学園編が全然始まらないんですけど……

2023-07-17 13:44:11 | 無職転生
これ、いつまで「泥沼ルーデウス編」、やるのだろう?

正直、ルディがウザい自信喪失小僧なだけで、基本、投げやりなままで流れに任せるだけの、超受動的姿勢なので、全然、話も面白くないし。

コミックのようにとっとと学園編に進んで、この泥沼のところは、短い回想で済ませるくらいでよかっただろうに。

サラとかだしても本編にはどうせ絡んでこないわけでしょ?

その上、ルーデウスが、いまだに御神体を後生大事に扱い変わらず拝んでいる姿を見ると、真面目に怖気が走るのだけどw

特に、サラを救いにわざわざ出かけた後にあれはないでしょ。

こういうところがなければ、素直に少年の成長譚として見れたのだろうけど。

その上、ときどき杉田ボイスの生前のキモオタの声が被るから、本気で萎える。

やっぱりこれ映像にすべきじゃなかったんじゃないの?

1期に比べて作画も落ちてきたし。

作画の上げ底無しで、このプロットというのは、かなり厳しいと思う。

それにしても、どうしてここまで気味が悪いのだろう。

不快感を必ず残す作品としては希少枠なんだけどねー。

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無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜  第1話 『失意の魔術師』 感想: また鬱陶しいルーデウスからやり直しか……

2023-07-10 16:24:59 | 無職転生
一応、今回の最後に持ち直したようだけど。

しかし、2期は学園編、って聞いていたのに、泥沼の魔術師のエピソードから律儀にやるんだね。

にしても、エリスに捨てられたと思ってからのルーデウスって酷い落ち込みようだったのね。

中の人が、承認欲求の落語者のようなものだから、ダウナー担ったときが酷いことはよくわかった。

問題は、それが心底うざいことと、いろいろと気持ち悪いこと。

で、1期のときは、その気持ち悪さを、作画の良さとか、背景の見せ方の妙とかで、なんとかうまく中和していたと思うのだけど、今期はどうもそういう細かいところまで予算が回ってなさそうで、ちょっとやばそうな感じがした。

もともと、普通に絵にしたら相当気持ち悪い内面描写を含む物語だから、全然アニメ向きじゃないと思うので、演出の手を抜いたら、結構、致命的だと思うのだけどどうなのだろう。

少なくともエリスの髪の毛を焼いて、師匠の御神体は残す、って感覚が、冗談抜きで気持ち悪いのだけど。。。

一部に熱狂的な支持者がいる一方でメジャー化しなかった理由がよくわかる、2期第1話だったw

リゼロも相当ひどいけど、これはそれに輪をかけて性的な面で気色悪いからなぁ。。。

なんでアニメ化なんてしちゃったのだろう???

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第23話 『目覚め、一歩、』 感想: それぞれの旅立ちを描いて次に期待させる終わり方だったな。

2021-12-20 01:30:54 | 無職転生
いやー、それ以前に、今回が最終回だったか。

どうせ、すぐ次があると思うけど。

だって、最後にわざわざフィッツ、というかシルフィを出したところで終えた意味がないものね。

とりあえず、今回のところで、ルーデウスをはじめとして、皆がそれぞれ、それぞれの今後のために歩みだした、というところで、中締め!って感じだったし。

エリスは、自分の非力さに我慢がならなくて剣の修行に出かけたわけだし。

ルイジェルドは、スペルド族の呪いから解放されつつあるようだし。

ロキシーは、キシリス・キシリカの魔眼で、ゼニスの居場所を一応は突き止めたようだし。

まぁ、ここでキシリスがもう一度出るとは思わなかったけどw

なんだか、ボーナスタイムの魔王様、って感じだよな。


あと、一応、ルーデウスの前世の人の抱えていた問題をここで描いたというのは、自分の足で立ち上がらなければならない状況の描写としてはうまかった。

もともと正義感は強かったってことだけど、でもその気持ちに力が全然追いついていなかった、ってことだったんだな。

となると、エリスがいうように、ルーデウスがいつでも誰かを守るための力を身に着けようと努力していたのも理解できる。

その結果、エリスには愛され、シルフィには尊敬される人物となったのだから、この先の展開が楽しみということだな。


原作が終わっていることはわかっているけど、なろうのアニメ化については、基本的にコミックの進捗に合わせるのがどうやら定番のようだから、続きはもう少しコミックのストックができたところで、なんだろうな。

その時を楽しみにしておこう。

相変わらずルーデウスのエロ描写には辟易とするけれど、ようやくそれを補って余りあるような器も見せ始めてきたように思えるので、差し引きすると、面白かったと思うので。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第22話 『現実』 感想: 確かにこの類ジェルドとエリスとのそれぞれの別離を伴う「中締め」は人間ドラマの「現実」だね。

2021-12-13 10:32:00 | 無職転生
いよいよ故郷の街にたどり着いたルーデウスとエリス。
しかし、それは同時にルイジェルドとの離別を意味していた。

しばしの間、ルイジェルドとの旅路を振り返り、
今度は同等の戦士、つまりは大人どうしとしての再会を約束した後、
もどったエリスの家で直面したのは、エリスの家族の全滅。
そこから、ひとしきりエリスの物語のなったかと思うと、
エリスはルーデウスの褥に忍び寄り、二人で初体験。

しかし、その翌朝、エリスは一房の赤髪を残して、
ルーデウスのもとから去っていた。
慟哭せずにはいられないルーデウス・・・
・・・

・・・って展開。

なんだこの大河ドラマw

まぁ、コミックの方、読んでいたので展開は知っていたのだけどね。

しかし、まぁ、なんだ、いわゆる万感の思いで迎えたひとつの結末、ってやつだ。

まだ次回があるから、多分、どうしてエリスがルーデウスのもとを去ったのか、というのは次回、エリスの口から語られるのだろうけど。

でも、その考えはもちろん、ルーデウスには伝わらないので、これをきっかけにして、ルーデウスはインポテンツになってしまう、という悲喜劇に。

でもまぁ、それがきっかけで、最終的にはシルフィとも再会できるのだから、まぁ、人生の旅路は山あり谷あり、ってことだねw


とまれ、確かにここまで、ターニングポイント1から2まで、丁寧にルーデウス、エリス、ルイジェルドの3人の旅路を描いてきたからこその終着点なので、確かにグッとくるところはある。

きちんと過程を描くって大事だよね。

でもまぁ、ホント、このあたりの物語の起伏の作り方はうまいんだよな。

これでルーデウスの中の人の内面描写がなければもっとアピーリングなのだろうけど。

今回も、冒頭のルーデウスの夢の中に出てきた、ジャージを着た前世の人の描写は不要だったと思うんだよね。

あれで完全に興ざめしてしまう。

多分、これは文章で読むのと映像で見るのとの違いなのだと思う。

原作にあるから、といって全部映像にしなくてもよかったのに、って思う。

映画でも、ボイスオーバーってたいてい、賛否両論だからね。

解釈の幅を狭めてしまうという、単純な意味で。

まぁ、でも、だからこれは、構造的欠陥として感受していくしかないのだろうなぁ。


あとは、次回の最後に、2期の告知があるかどうか。

まぁ、ここまできたらやるでしょ。

でも、タイミング的には、やっぱりコミックの方のすとっくができてからなのだろうなぁ、と思ったり。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第21話 『ターニングポイント2』 感想: うーん、コミック版に比べたらいわれるほど神回か?

2021-12-06 14:39:33 | 無職転生
なんか言われているほど神回とは思えなかったのだけど。

そりゃ確かにアクションはすごいよ。

ルイジェルドやエリスの動きはすごかったけど、でも、PV映像から大して変化はなかったよね?

「ターニングポイント」というタイトルを踏まえれば、コミック版のように、もっとオルステッドとルーデウスの駆け引き、というかやり取りの方に尺やセリフを割いたほうがよかったんじゃないのかな。

あんなにヒトガミとの会話シーンを入れるくらいなら。

そういう意味では、脚本があまりうまくなかったと思う。

加えて、ナナホシとのやりとりが欠けたのも。

まぁ、それは次回に繰り越されているのかもしれないけれど。

そういう意味では、あんな見通しの悪い氷の洞窟みたいなところを舞台にする必要があったのか?

原作ではそうなのかもしれないけれど、少なくともコミック版は違ったよね。

両脇が崖の山道という感じで、天空が開けている分、エリスの剣技の凄さが伝わる描き方だったと思うのだけど、今回の21話の場面はそういう垂直方向の爽快感は皆無だったな。

まぁ、コミック版しか読んでいないからかもしれないけれど、もう少しコミックのいいところを取り込んでほしいのだけどなぁ。

とにかく「ターニングポイント1」のときのような、物語の転換点という意味での驚きがなかったのは残念だった。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第19話 『ルート選択』 感想: 結局、人神ってなんなの?

2021-11-22 14:32:39 | 無職転生
アイシャって誰だっけ?って思ってたら、そうか、もうひとりの妹か。

ノルンが全然ダメダメな妹だったから、その対比にびっくりだけど、これ、あとで2人の妹の間で差がつきそうだな。

しかし、ロキシーが仕えていた王子があまりにも馬鹿すぎて、これ、ルート選択もへったくれもないんじゃない?と思っていたw

それよりも気になったのは、結局、人神って何?ってことで。

なんのためにルーデウスの夢枕にたってくるのか、だんだん気になってきた。

魔眼の入手のように、要所要所で、たしかにルーデウスの水先案内人(神?)になっているようではあるけれど。

あとは、ちょっとエリスがデレてきたところかなぁ。

こっちはこっちで、エリスの親族がほぼ全滅している状態がわかってきているから、仮に元いた領地に戻れたとしても、その先は簡単ではないだろうし。

ということで、なんか、らしくないくらい普通の回だったw

次回は、バカ王子をどうやっていなすか、なんだろうな。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第18話 『それぞれの旅』 感想: 『無職転生』が『転スラ』に人気で負けた理由がよくわかった!

2021-11-15 11:17:27 | 無職転生
ほとんど全編、ロキシーの里帰りの話だったのだけど。。。

おかげで、前回のパウロの話を見たあとでずっとひっかかっていた違和感が理解できた。

この物語、「親子愛の押し売り」をするところが、どうにも気持ち悪いんだな。

なんていうか、『クラナド』なんかのKey作品にあった気持ち悪さに通じるもの。

単に杉田ボイスのムダなエロが多いだけでなくて。


愛の押しつけが多いから。

ということは、承認欲求への渇望が強いから、どうにも気持ち悪い。

ようやく、この作品がどうも好きになれない理由がわかった。

親子愛にまで承認欲求願望を投影する作品だからここまで気持ち悪いのか。

要は、一昔前のガチなヒキニート・オタクの願望が詰まった作品だからなんだ。

かわいい女の子に持てたい、

なんか全能感を感じる力を持ちたい、

親や周囲の大人に認められたい、

そういう、ヒキニート生活では満たされない承認欲求の全てに答えてくれる夢の世界が、ルーデウスとして転生した世界にある。

そりゃ、好き嫌いが分かれるわけだ。

だって、物語設定そのものが気持ち悪いのだから。

特に親子愛をむりやりつけてくるところが、完全に『クラナド』と同じなんだな。

だから、この作品は、Key作品を異世界転生にまで持ち込んだところが、一定量のヒキニート・オタクにウケた理由だった、ってことになる。

よく、なんで『無職転生』は『転スラ』に負けたのか?って疑問を見かけるけど、そう考えれば自明だよね。

だって、転スラの前世の人である三上悟は、ゼネコンに勤める30代の、見た目は独身貴族で、全然ヒキニートじゃないから。

確かに恋人はいなかったけれど、それはどうやら趣味人にすぎて恋愛ごとに時間やお金を費やさなかっただけのこと。

ゼネコンの後輩にちゃんと慕われるくらいの普通の社会人で、趣味人ではあったけど、全然ヒキニートではなかったから。

というか、ゼネコンで営業をちゃんとこなせるくらいなのだから、普通に大卒で、普通にコミュニケーション能力もあった、ってことでしょ?

というか、そのあたりの能力は、転生後のリムルの言動を見てれば自明だけど。

リムルも女子に興味を示すけど、それもライトなエロ程度のことだし。

ルーデウスのような、煩悩丸出しのウヘヘ顔なんてリムルは絶対しないし。

その意味では、性差のない無性のスライムに転生した、というリムルの初期設定も良かった。

その結果、男性からも女性からもともに好かれても変に恋愛沙汰でこじれない、という展開に持ち込むことができたから。

その結果が、テンペスト住民の過剰なまでのリムル信仰なわけで。

でも無性で万能な存在なら、そりゃあ下々からみたら神様だよね、リムルは。

そうしたリムルの快進撃を見ることのほうがお気楽で楽しい、というのが主流の「なろう」だった、ってことだよね、きっと。


ということで、今回のロキシー回。

ロキシーが久しぶりに登場したのはいいし、ちゃんと以前にルーデウスが出会ったロキシーの両親が再登場することでルーデウスの生存が確認される、という展開もうまいな、と思うのだけど、

でもそれ以上に、家族愛の押しつけがどれだけ鬱陶しいものか、改めて思い知らされた。

少なくとも、前回のパウロの一件の直後にこのロキシーのエピソードを持ってきたということは、作者ならびに製作陣は、家族愛の押し売りをしたい、ということだよね。

でもさ、それはファンタジーを楽しむ上ではノイズでしかない、夾雑物でしかない。

ともあれ、『無職転生』がどうにも好きになれない理由がよくわかった。

これじゃ、第3者に勧めるのも難しいよね。

だって、要するに美少女ゲームを一般人に紹介するのと同じだもの。

それはありえないでしょ。

だってキモいもの。

過剰に作画を良くするのは、逆に製作陣も作画や視聴体験の心地よさで繋ぎ止めないと視聴者の幅が広がらないから、と知っているからなのだろうな。

それでも難しいと思うけど。

だって『転スラ』のほうが無害なぶん、素直に娯楽として見れるじゃないw

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第17話 『再会』 感想

2021-11-08 01:33:37 | 無職転生
ルーデウスもパウロも面倒くさいなぁ。

てか、パウロ、なんなんだよ、まったく。

最初から、こうしておけばいいものを。


にしても、なんだろうなぁ、こういう展開になるなら、やっぱり転生前の記憶が残っている、というのは、どうなのだろう?

人生のやり直し、というのは確かにわかるけれど、これ、逆にパウロに対してルーデウスがずるいよね。

というか、ちょっと気持ち悪いんだよな、前世でうまくできなかったことを、転生先で、その失敗経験を踏まえてやり直す、というのは。

まだリゼロみたいに、直近の出来事に対してリセってしてやり直す、ただし、相手は自分とは初見であるということなら納得もいくのだけど。。。

今回、ルーデウス自身が内心漏らしていたけど、パウロのほうが生前の自分よりも年下だから俺のほうが折れよう、というのもね。

やり直しの知恵がそのまま使えるのはフェアじゃない、というか。

言葉の意味どおりにチートすぎでしょ。

ズルい。

そのズルさに本人が無自覚なまま、いい人であり続けようというのが、さらに気持ち悪いと言うか。

これまで、ムダなエロ描写に呆れるところもがあったけれど、それ以上に、このルーデウスの2回めの人生ゆえの「上から目線」な対処の仕方のほうがもっと呆れる感じ。

まぁ、それもこれも、パウロが想像以上にクソ親父だったから仕方ないのだけど。

もう少し、信賞必罰の厳しさがあったほうがいいんじゃないの?

なんか、ムダにエロ志向な上でヌルい関係の継続って、さすがに主人公を甘やかし過ぎじゃない?

そうして読者を釣る、という点ではカルトに近いと思うのだけど。

なんか、気味が悪いんだよなぁ。


まぁ、それはこの先も続くのだろうけど。


あと、ちょっと気になったのは、いきなりパウロをたしなめたギースって何者なの?

なんかワケアリっぽいけど。

なんで、ルーデウスが自分を助けてくれた恩人だった、って話を直接しないんだろう?

ていうか、あれじゃ、そもそもルーデウスがパウロの息子だと知っていたみたいなのだけど。

なんか曲者だよなぁ、ギースって。

パウロが信頼を寄せているのところもちょっと気になる。

ともあれ、面倒くさい物語であることはよくわかった。

気になるけど、きっと最後まで好きになれない作品のような気がしてきた。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第16話 『親子げんか』 感想

2021-11-01 16:19:52 | 無職転生
いやー、これは想定外の展開。

まさか、ここでルーデウスが父パウロと出会うことになるとは。

しかも、パウロはグデングデンの酔っ払いなのに剣技が凄まじく、

ルーデウスは、パンツマンのくせに魔眼と魔法で応戦する、

というバカバカしさ。

パウロのクズさが目立っていたのは間違いないから、普通なら、パウロ、ヒドイ父親!ってことで納得できそうなところだけど、

しかし、ルーデウスの中の人(CV杉田)の精神年齢はパウロよりも上で、かつ、彼のエロ妄想の内面はずっと視聴者には知らされてきていたので、ルーデウスも大概じゃないか?と、やっぱり思ってしまう。

要するに、ふたりともクズってことで。

そのクズどうしの親子げんか、というのだから、見てる側は、取り付くしまがない。

というか、作中のパウロの取り巻きからすれば、この父にしてこの子あり、って感じで、ずっと冷ややかながら、生暖かい感じで眺めていたんだろうな、って思うよ。

クズの息子はやっぱりクズだ、ってことで。

実のところ、ここまで見てきた範囲では、ルーデウス、頑張ってよな、意外と、と思うものの、しかし、目の前にある、自分たちのこと以外は一切知恵が回らなかったのは、たしかにイタイ。

いや、ルーデウス、超イタイ!と感じるのは、結局のところ、30歳を過ぎたおっさんのくせに、ずっとひきこもっていたがゆえに、一切、社会的な、周りの人たちの動きを想像することができなかった、ってことで。

これは、2回目の人生を送っている中の人からすると、痛恨の極み、だよね。

だって、まさに前世の因果がここでまわってきたわけだから。

というか、前世のツケがまわってきたわけだから。

30超えた大の大人が、社会がどう動くか、他人がどうこの状況を見るか、ということに一切頭が回らないとしたら、それは、精神的にはまじで子どものまま、ってことだから。


もちろん、パウロがクズだけど、パウロからしたら、小さいときからなんでもかんでも如才なくこなすルーデウスは、きっと自分とは違う聖人とか賢人っぽい存在だと思っていたのだろうな。

でも、いざ再会してみたら、パンツを被って自分に挑んでくるただの変態だった、ってのを見せつけられたわけで。

まぁ、だから、パウロからすれば、いろいろと真剣に不甲斐なくて、ルーデウスに期待した自分の愚かさや、実際のルーデウスのクズっぷりとかに、どうにも腹がたってしまって、思わず息子に手をあげてしまった、ってことなのだろうな。

だから、あのルーデウスをボコったのは、半分は自分にむけてのもので。


ということで、よくもまぁ、こんなシチュエーションを創ったものだ、と、ちょっと作者に感心したのは確か。

クズをクズのままずっと描いてきてなかったら、こんなクズどどうしのどうしようもない親子げんかなんて起きようがないから。

となると、問題は、このあと、パウロもルーデウスも、ちょっとは真人間になれるのかどうか? なんだろうな。

道のりは長そうだけどw

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第15話 『ドルディア村のスローライフ』 感想

2021-10-25 18:07:50 | 無職転生
そういえばギレーヌってどうなっちゃったんだろうね?

にしても、たまたま関わった獣人の村に、ギレーヌの兄がいるものかね?

まぁ、すでに、ロキシーの両親も出てきていたから、この物語が構成上は、かなりの頻度でご都合主義を繰り出してくるのはわかってきてはいたけどw

話が進みそうで進まない。

てか、ルーデウスの魔眼って使わないの?

まぁ、前回、ちょっと利用できていたようだけど。

もっと華々しく使う機会はないのかね?

てっきり、未来を予測する魔眼がきっかけで、ルーデウスたちがあの子どもの奴隷商人に目をつけられたと思ったのだけど、あまり関係なかったみたい。

ということで、ぼちぼち、ちゃんと元いた街?に戻って欲しいのだけど。

あ、でも、エリスの爺ちゃんは断首されちゃったんだよね?

うーん、ムダにハードファンタジーなのが玉に瑕w

まぁ、それがあるからギリギリ見れるものになっているわけだけど。。。

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