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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第9話 『姉弟と誰がため王冠』 感想

2023-03-02 01:25:43 | 転天
なるほどね、アルガルドは正真正銘のシスコンだったのか。

姉上のアニスが、ただ魔法が使えないというだけで蔑まれるのが我慢ならなかったわけね。

それならそんなくだらない国の王になんか、なりたくはないよね。

だからその前に国を破壊する側を選択したのか。

なんかもう、これは、シン・ゴジラじゃないけれど、若者の、日本なんて一回滅んじゃえ! スクラップ&ビルド上等! って考え方そのものだね。

しかも、生まれてきてごめんなさい、だもんな。

さすがに親である王と王妃に同情してしまう。

そのうえ、アルガルドのやり方は、まさにそのアニス姉さまを蔑む本丸たる魔法省の貴族親子に利用されたふりをして、返す刀で潰す、って作戦なんだもんね。

アルガルド、どんだけ君の心の闇は深いんだ。。。

まぁ、しかし、いくら姉上大好きなアルくんの所業だとはいえ、ユフィもレイニもアルに対して恨みを明らかにしたのは、スッキリした。

あれで、半端にアルを許すとか、お供します的な言い方をしたらどうしようかと思ってたけど、そこらへんはマトモでよかったw

要するに、このパレッティア王国というのが、過去にしがみついて未来を捨てた老害ばかりが支配する国だからだめだった、ということだよね。

ようやくタイトルに「革命」ってあるのが理解できた。

だって、これはもう、革命を起こして国を建て直さないことにはだめだ、ってことじゃん。

王家の子息が2人ともさじを投げちゃったのだから。

それにしても、魔法省のシャルトルーズ伯爵親子って腹黒すぎでしょ。

そもそもレイニのヴァンパイア属性を逆手に取って、アニスを排斥しようというのが不敬wだよな。

その策略を聞かされたとき、アルガルドはどう思ったのだろう。

腸が煮えくり返る思いで聞きながら、涼しい顔をして陰謀に加担するつもりでいたのだろうな。

まぁ、アルくん自身は、ヴァンパイア堕ちして廃嫡の対象になったところで、姉上に討たれればそれでいい、くらいにしか思ってなかったのかもしれないけど。

姉は、ヒーロー志望の厨二で、弟は、ヴィラン志望の厨二、ってどういうことだよ。

とまれ、思っていた以上に王道だな、これ。

その上で、この後アニスはどうするのだろう?

アルが追放されたからといって、一度放棄した王位継承を復活さえる、って話に素直になるのかね?

百合百合いうけど、さすがに、この状況で、ユフィがアニスの王妃になるとかはないだろうし。

あとはユフィが王家と養子縁組をして、アニスもアルも放棄した王位継承権を継ぐくらいしか想像できないな。

魔法に愛されたユフィなら、王家の伝統的に問題はないだろうし、その上で、多分、アルが王になっていたらやっていたであろう、王室内部からの上からの革命をなせばよいわけで。

それなら「魔法革命」のタイトルも回収できそうだしw

やっぱり、これ、面白いよw

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