BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

異世界のんびり農家 第12話 『誕生』 感想

2023-03-25 22:25:17 | Weblog
あっという間に最終回。

しかし、ほとんど作画の良さで何とか回してきた作品なのに、よりによって最終回で最初から最後までヘタっていて、見どころがほとんどなかった。

ワイバーンとかドラゴンとかやり合うところは良かったのにねー。

で、肝心の物語の方は、可もなく不可もなく。

ただ、1クール通じて、主人公のヒラクにとってあまりにも都合の良い話が続いて、ちょっとそれはなー、と思っていた。

まぁ、「なろう」だからそんなものでしょ、と言われればそれまでなんだけどw

それにしてもね。

神の手違いで不遇の一生で早死し、そのことを悔いた神が、今度は思い切り過保護な特権付きの転生を起こして、その先で、本人の意図はなくともハーレムを形成し子宝に恵まれ続ける(しかも複数を相手に)、というのは、ちょっと見ていて、やっぱり、作者はよくここまで自分の願望を衒いなく垂れ流せるな、と感心してしまう。

いや、作者からすれば読者の読みたいものを書いたんだ、ってことになるのだろうけど。

これならまだ昔の「なろう」のほうがよかったな、一応、ちゃんと冒険してたからな、って思ってしまうよね。

「農民系」のなろうの、受動的な主人公が、ただ、そこで農地を耕しているだけで、周りから人びと(主には女性)が勝手によってきて、肉食系の女子に勝手に求められるようになる、という展開だからな。

これは、やっぱり、物語として全くダメだと思うのだけど。

それを察してアニメスタッフは、作画やアクションでごまそうとしたのだろうけど、最後の最後で、クオリティを維持できなかった、って感じかな。

ということで、「なろう」のだめなところを知るには最適な作品だったと思う。

承認欲求への応答もここまでこなすと、さすがにやりすぎだと思う。

それにしても、せめて一度くらい、ヒラクは、村の外に出てもよかったんじゃないw

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