シャバトは日本語では安息日と訳されています。旧約聖書にある天地創造の7日目に神が休息したことに由来するシャバトの日は金曜日の日没から土曜日の日没までで、その間一切の労働をしません。これがキリスト教徒には日曜にあたり、イスラーム教では金曜日になります。したがって、日本も旧約聖書に無縁ではありませんね。
モロッコのマラケシュでシャバトにあたる日シナゴーグ(ユダヤ教のお寺)を訪ねたところ見学が認められず管理人の撮影まで拒否されたことを2008年12月19日に紹介しています。
さてこのエレベーターの写真とシャバトの関係は?写真を拡大して上下のサインがある横に小さなランプが点いているのをご覧ください。これが安息日を守る敬虔なユダヤ教徒用のエレベーターなのです。どこが違うのかと云うと各階停車なのです。これだけの説明でもよくわかりませんすね。たとえば5階で降りたい人が中で5階のボタンが押すということが労働したことになるので各階停車ということになるのです。お判りいただけましたか。本当のところは私もよくわかりません。たとえばエレベーターに乗り込む時には開閉のボタンを押さなくてはならないと思うのですが。
なにはともあれ皆さんがイスラエルに行き、シャバトの日に小さなランプが点いているエレベーターには気をつけてください。