ダビデの時代から一気に時代を900年くらい下りヘロデ大王(在位紀元前37年~紀元前4年)の時代の遺跡の紹介に移ります。この当時イスラエルは事実上古代ローマ帝国の支配下に置かれます。ヘロデ大王は国内の政争に敗れローマに逃れローマの支援を受け国王になります。彼は建築魔であったようで各地にローマ風の建築物を造ります。その代表的なものが、人工港湾都市カイザイアです。カイザリアという名前はヘロデ政権の性格をもろに表したローマ皇帝アウグストス・カエサルに由来します。ローマ風の建造物といえば、円形劇場です。やはりありました。