ダビデはミケランジェロのダビデ像で日本でもよく知られていますが、ユダヤ教徒にもキリスト教徒にとっても重要な人物です。彼はイスラエル王国の2代目の国王(紀元前10世紀)ですがユダヤ教のシンボルである「ダビデの星」は彼の名前に由来しています(ただし異説あり)。
キリスト教にとってはイエスのお父さんヨセフがダビデの後裔とされ、イエスはダビデの息子と呼ばれています(マタイ1章).
前々回に紹介したようにユダヤ人はエリコなどを武力制圧しながら(注)この地にイスラエル王国を作りその二代目の王がダビデというわけです。まだ少年であった彼が名を揚げたのは北方からこの地に入った鉄器を持つ先進文明人ペリシテ人(パレスチナの語源)のゴリアテとの戦いでした。この話は神話ですが、ゴリアテの剣に対してダビデが投石で対抗し、最後はゴリアテの剣を奪いその剣で止めを刺すとういう旧約聖書(サムエル記1、17章)の記述は歴史的事実を反映していると思います。
写真はダビデとゴリアテが戦ったとされるエラの谷です。
Fengdanさんいつもコメント有難うございます。「過ぎ越し祭り」のときの無酵母のパンには特別の味はついてはいませんでした。乾パンといったほうがよかったかな
(注)前々回紹介したユダヤ人のパレスチナ侵入は旧約聖書に基づく話ですが、歴史的事実としてはいろいろ説があるようです。興味のある方は山我哲雄「聖書時代史 旧約篇 第3章」をご覧ください。。