風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

朝日新聞一面から

2007年05月22日 | 風のこたろう裏日記
5月17日のニュースはもう古いと思うくらい日本のスピードに感覚がついてきた(笑)。
心の病、労災認定1.6倍という大見出しに気がついたのは、今朝のこと。
新聞をまだ購読していないので、夫が出かけた時に買った新聞がかばんから出てきた。

そして、その同じ面の天声人語の最後の行には、「ときには、雨の気まぐれを五感で楽しめるような、時間と心の遊びを持ちたい。」とあった。

夫がJICAの仕事を選ぶについては、大きなストレスを抱えていることがわかったので、大賛成でした。
2年間仕事の前線から引き下がることについては、何の未練もなかったのです。そして、それが4年になってしまうことも。
元気で楽しくやりたい仕事をし続けてほしいという気持ちは今も変わらない。

時々、あの時前線での仕事を続けていたら、夫の新たな面の開発が行われたかもしれないとの思いにとらわれることはあるけれど、何事も表と裏の面があって、「もし、たら、、、」と思うのは仕方がないと了解はしています。

ですから、それは、後悔というのではないと思うのです。

この記事を読んで、「よかったなぁ。。。」と思うのは夫の選択について、外からの評価を気にしているからだろうと思う。
二人で考え悩み結論したことを、誰に何を言われようと決めたこととさっぱりとしているのは夫のいつものこと。

そして、モンゴルに行くことによって、天声人語に出てくる作家の山口洋子さんの言うロマンや男気を実践した(よね?)のは夫であると思う。
それも、外から見て実践したと思うのであって、当の本人は、ただ最良と思う道を選んだだけと言うでしょう。

自分たちがそういう選択をしたのを棚に上げて、身の回りにいる人の迷いやその挙句の選択を、堅実ではなかったと批判しかけている自分を見つけて、その選択をした人たちに、謝らねばならないと思う。

堅実な生活とは、主流を選ぶことだろうか、主流ってなんだろう。
世間の主流と、私のそしてあなたの主流は、それぞれ違っている。

夫の選択は、夫の主流であって、私の主流でもない。
まして、若い人たちの主流ではない。

山口さんにほめてもらう必要はないが、よーく考えて、自分たちの道を選んで、健康で明るく楽しいほんとにやりたいと思う生活を営むことができたら、右へ倣えでなくてよい。
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