風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

7月夢松風1回目

2015年07月08日 | 詩吟
今日の連絡事項で大事なことは、20周年大会についての、大事な項目を打診しました。
昨年は、15周年でした。
節目の20周年を4年後に控えて、実行委員会がはじまり、それぞれの教場の各会員に、意見をお聞きすることが、大事なスタートです。

それぞれの教場の方針、それぞれの会員のお稽古や詩吟に対する考えは、違って当然です。
それを、理解したうえで、一つに束ねて、何かを催すのは、なかなか調整が難しいのです。


夢組は、のんびりゆっくりと、身の回りを固めていく方向で、進んでいますから、高所大所からの情報発信については、理解しがたいことが起こるはずです。

教場の考え方も大事にしながら、日頃、ゆりかごを提供していただいている東京芦孝会への感謝も忘れてはならず、ジレンマに陥りそうです。



今日の、吟題は、20題リストの2番目の「偶成」
転句の譜20番の音階を、昔風に吟じていた私のやり方を訂正しました。
言ってみれば、大山の腰葛癘@に似た、五から六への音の移動の時、いったん音を一音下ろす方法を、残念ですが、改めて、素直に五、六、七と上がっていくように、訂正しました。


此の処の、吟法訂正の一番の残念は、譜31番がなくなり、31≠Qに統一されたことです。
この件については、新しい吟題を習うとき、31番が出てきたときに、ゆっくり説明するつもりで、今日は、割愛です。

正すべきは、正し、良き風は、出来るだけ残しておいてほしいのですが、このような、変革は、コンクール対応としか思えません。

こういうこだわりは、愛着ではなく、執着と言われるかもしれません。
佐藤鷺照先生は、空から、どのように思われているのでしょう。


組織が大きくなることで、なんだか、残念なことが起こり始めたのかなぁ。...。


野田先生が、関東地区で、たった一人から立ち上げたのが、昭和62年。
東京連絡所から、東京支部、東京芦孝会へと成長し、今年は、関西吟詩文化協会の公認会にまで、成長しました。

その間、ゆっくり気ままに、マイペースを貫いてきた私の詩吟の道筋を思うと、夢組の会員さんたちは、後ろを追い立てられているような、気がします。

10年余りの歴史を誇る教場と3年や5年の歴史をやっと重ねてきた夢組とが、肩を並べて、同じように歩くことの困難さを、思う。


6月19日の夢組合同練習会は、はじめてにして、大きな会になってしまい、しかも大成功だったので、誤解を生じるのだろうなぁとの、危惧を抱き始めています。


会を運営することと、吟道での精進、成長とは、また別の見解が、あります。
美酒に、酔いしれ、いい気分でいるのは、これくらいにしましょう。
運営能力などは、獲得したら衰えることはないでしょうが、吟道は、獲得したと思ったら、するりと逃げてしまうものだから、心していなければなりません。

堅苦しく考える必要はないのですが、いい感じで、気分が高揚し、解放した後は、ちょっと引き締めましょう。


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