風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

娘の荷物

2020年09月19日 | 徒然に日々のことを
長い間預かっていた娘の荷物、段ボールに7箱。
持って帰りました。

我が家の、断捨離は、こうして、娘に一抹の不安を抱かせて、中盤に差し鰍ゥりました。

何も言わずに、忘れたかの如くだった荷物に光を当てて、その行き先を決めていく作業は、終活でもある。
初めて、娘は、「終」の文字が自分と母との辞書の中にもあることを知って、胸がきゅっとなったみたい。

まだまだ元気だから、この作業ができるのだよ。
次のページへの出発の作業だからね、寂しくならないでとの言葉を聞いても、自分を抱っこして、更に大きな荷物をしっかと抱えていたころの強くて揺るがない両親のイメージをいまだに持っていてくれたのだねと、思う。

これまで、病気や事故もなく、心配をかけることもなくきたことで、親の今を見直すなんてことは無かったから。
まだまだ、力になれることはあるよと、言ってはみたものの、娘に取って、ちょっと、悲しいことだったかな。

それでも、「元気でいてくれてありがとう、これからも、元気で幸せでね。」と言って、笑ってくれました。

娘が出発した後、すっきりと片付いたコーナーをには、もう、物は置かない。

「両手に持ち切れない荷物は、さっさと置いて、身軽になってください」とは、夫の願い。

娘が来て、その勢いで、その言葉が出たのか、それとも、言うチャンスを狙っていたのか。

その両方でしょう。

いろいろと心配やら負担やらかけていた夫にも、ここらで、一段落して、「ありがとう」と、言えるようにしなくては。



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