風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

金子みすずを詠う

2021年07月17日 | 詩吟
8か月ぶりのウグイス吟詠の会に参加しました。

コロナの影響か、出席者は、少なかったのですが、その代わり、ゆっくりとお話を聞けて、先生方の吟詠も聞かせていただきました。

s先生の「こだまでしょうか」 金子みすず を聞かせていただきました。
セリフが生きていました。
日頃の自由でありたいとの先生の思いが、しっかりと詰まった新体詩吟詠でした。

このような吟詠は、初めて聞きました。
先生の大好きな金子みすずの魅力を遺憾なく表現されて、s先生の表情たっぷりな「 」の中にある子供のセリフが、素直に飾らずそのとおりに踊っています。
しばし、sワールドに魅了されました。

こんな吟詠もあるのですねぇ!
スマート詩吟はおもしろい http://blog.goo.ne.jp/junsashikataに、そのうちアップされるかもしれません。



先生の所属流派の金子みすずの詩は、何篇かテキストにありますが、この詩は、まだ、テキストに入ってないので、ご自身で作譜をされて、詠っています。

この詩の吟詠デビューは、「公益社団法人日本吟道学院神奈川山梨地区秋祭り吟道大会」(スマート詩吟は面白いのブログに一昨年の記事があります。)のコンクール後のお祭りで詠うそうです。今年の秋まつりは、10月10日(日)開催とのこと。
このコンクールには、5位入賞以上で全国大会進出を目指して、参加される方が、メンバーの中にいらっしゃいます。情緒たっぷりの静かな吟詠をなさる方です。

コメント

ぴったりのことばを

2021年07月17日 | 詩吟
ぴったりの言い回しと言葉をさがして、忙しく頭を働かせる。

まして、お目にかかったばかりの方には、どのような言葉遣いが良いのかわからない。

職人気質の方と思えるので、結局、直球のことばになりました。
結果、私のいつもの前のめりの言い方でした。

本来の声の良さを、いかんなく発揮して、自由に詠ったらいかがですか?と。
他のものと組み合わせるのは、別の機会になさったらどうでしょう?と。

ご本人の最初の提案と心づもりは、却下された形となってしまうので、最初の言葉を発するまで、口ごもり、遠回りをしようとしたのだけれど、無理と判断。

濃い太い眉尻が上がりそうだったのが、最後には、穏やかに、納得という表情になってきました。
あぁ、良かった。胸をなでおろす。あぁ、どきどき、良かった。

意見を求められると、いつも、前のめりで、言葉を発するから、自分でも生きた心地がしない時がある。
今日は、ビジターで久しぶりに参加したウグイス吟詠、実に、8か月ぶりの参加でした。

その熱で、動きだしたら、次は、クールに、一歩引いた言葉が、有効になる。
わかっているのですが、クールダウンは難しい。次は、「駟」をもって追いかけたくならぬよう心しよう。



コメント