菜根譚を読む その二十三 前集
事窮まり 勢い(ちぢ)まるの人は、当に其の初心を原(たず)ぬべし。
功成り行い満つるの士は、其の末路を観んことを要す。
須藤先生の私感 「初心にかえろう」
ことに行き詰ったら初心にかえろう。
功を成し遂げだ人を見て羨ましがらない心を持とう。
世阿弥は「初心忘るべからず 時々初心忘るべからず 老後初心忘るべからず」
華雋先生の講話の中にも、物事はらせんを描くとおっしゃった。一回りして、同じところに帰って来た時、初心を思いだし、今の自分の位置を知ると。
物事、右肩上がりの直線で進んでいくと思っていたけれど、確かに、螺旋だと思い、物事が進まなくなったとき、必ず、物事を始めた時のことを思い、そのころの懸命さを思い、謙虚であったことを思い、今後の螺旋を歩き続ける道筋を考える。と。
事窮まり 勢い(ちぢ)まるの人は、当に其の初心を原(たず)ぬべし。
功成り行い満つるの士は、其の末路を観んことを要す。
須藤先生の私感 「初心にかえろう」
ことに行き詰ったら初心にかえろう。
功を成し遂げだ人を見て羨ましがらない心を持とう。
世阿弥は「初心忘るべからず 時々初心忘るべからず 老後初心忘るべからず」
華雋先生の講話の中にも、物事はらせんを描くとおっしゃった。一回りして、同じところに帰って来た時、初心を思いだし、今の自分の位置を知ると。
物事、右肩上がりの直線で進んでいくと思っていたけれど、確かに、螺旋だと思い、物事が進まなくなったとき、必ず、物事を始めた時のことを思い、そのころの懸命さを思い、謙虚であったことを思い、今後の螺旋を歩き続ける道筋を考える。と。