熊本で「ファーストクイーン」という柑橘を買ってみました。
黄色くてグレープフルーツよりもかなり大きく(晩白柚よりは小さい)、皮が分厚そう。
文旦のような外見ですが、12月頃にとれるということは、文旦より収穫時期ははやい。
タイ原産で「チャンドラ」ともいうようです。
日本にはアメリカ経由で入ってきたそうです。
剥く前、えもいわれぬいい香りがします。
むいてみると、皮のわたの部分は分厚く、なんとピンク色。
果肉もピンクで種が沢山ある。文旦よりも果肉が柔らかくグレープフルーツに近いかも。
果肉をふくろから出そうとむいていると果汁が手についてきます
文旦と違って、皮にもふくろにも苦みはあまりない。
味は、文旦にはあまり似ていなくて、グレープフルーツのような感じ。
剥く前にあれほどいいにおいだったのに、剥いてしまうとそのにおいはどの部位からもあまり感じられない。表面が一番いいにおいなのかな?
分厚い皮があるのでピールにしました。
1)表面のつるつるしたところを薄くそぎとる。
2)わたの部分ででこぼこしたところは綺麗にそいでおく。
3)適当な大きさに切る。
4)熱湯で3分、冷水で3分、味見をしながら適当な苦さになるまでゆでて、さらしてを繰り返す。(今回は苦みが少なかったので2セット)
5)砂糖水でまずはふたをして煮る。
ファーストクイーンの場合、わたの繊維がとても丈夫なので、中心まで透明になるように煮るにはかなり時間がかかった。
6)やわらかくなったらふたを開けて水気をとばす。
柑橘の果汁もちょっと加える。
7)天日に干して、表面がかわいたらできあがり。
2006/01/03ファーストクイーンの皮の砂糖煮
もとのピンクがほのかに残って、かわいらしいピールになりました。
■参考情報
ファーストクィーンについて (瀧川果樹園HP)
ファーストクイーンの断面写真など(ブログ)