採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

栗渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ

2008-01-07 | +お菓子(西洋)
以前、オレンジコンフィを使った「パン・ド・ジェーヌ」というお菓子を作ったのでした。マジパンを沢山使うせいか、バター少なめなのにとってもしっとりしておいしいのです。お菓子作りが上手くなったかも☆と錯覚するほど。
このときオレンジの風味付けでなくて、栗渋皮煮を入れても絶対おいしいはず、と思っていました。
あれから10ヶ月近く。
ようやく渋皮煮バージョンに挑戦!

■渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ
■材料(底径12cm、口径17cmのマンケ型1つと、小さいパウンド型1つ)
栗渋皮煮(*) 18個くらいだったかな(半分に切る)
ローマジパン 300g (今回は砂糖:アーモンド1:1を使用)
粉砂糖   66g
卵    260g
薄力粉   26g
コーンスターチ 26g
溶かしバター 86g
バニラビーンの中身 1本分
栗渋皮煮のシロップとブランデーを混ぜたもの  適量

(*)この時使った渋皮煮は山栗なので普通の栗の半分~1/3ほどの大きさです

■作り方
1)丸形の場合型の底面にあわせてオーブンペーパーを切る。側面と底面の端っこにはバターを塗り、粉をはたいておく。型の底に紙を敷き冷やしておく。
パウンド型の場合型に合わせて紙を敷く。
栗渋皮煮は半分に切り、水気をキッチンペーパーで拭いておく。
2)ボウルにローマジパン、粉砂糖、卵の3分の1、バニラの種を入れ、むらなく混ぜる。
今回は前回の倍量作ったこともあり、かなりパワーのあるスタンドミキサーを使いました。
3)さらに残りの卵をまぜ、泡がリボン状に積み重なるくらい、とろり、ふんわりとするまで泡立てる。
さすがスタンドミキサー、どんどん泡だって行きました。でも泡立て過ぎだったかも。
4)薄力粉とコーンスターチをあわせてふるったものを一度に加え、木べらでさっくりと混ぜる。
5)溶かしバター(バニラの鞘を入れて溶かしてみた)を加え、つやが出るまでしっかりと混ぜ合わせる。栗も混ぜる。
6)型に流しいれ、台の上に落下させて大きな気泡がないようにする。160度のオーブンで35~40分焼く。比較的小さい型だが焼き時間は意外とかかる。
7)濃い目の茶色い焼き色がつき、表面に大きめのしわがよる。生地が縮んで型のふちから少しすきまができるくらいになる。多少焼き色が強く表面が固くても、あとでお酒を染ませるので大丈夫。
8)熱いうちにケーキクーラーの上にひっくり返し、型からはずす。すぐにお酒+シロップを表面全体に塗る。


前回がうまくいっただけに、2回目はどうかな?

2007/12/13作渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ
2007/12/13作渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ

おろろ。地味すぎ。
渋皮煮の断面が見えるように綺麗に配置すればよかったかなあ。
切れば地味さも分からなくなるかな?

えいっ。

やっぱり地味か
すそ広がり

こうやってダンナサマに出してあげたら、なんか逆では?と言われてひっくり返されてしまいました。

ダンナサマの好みはこちら
すそつぼまり

栗が下の方にあった方が安定感がいいかもしれませんね。でも底角が鈍角で座椅子でくつろいでいるみたい。

味ですが、実は焼いてからドタバタしていて、試食は1週間後くらいになってしまったのでした。
1週間冷蔵庫に入れておくと、安全面では問題ないもののやや固く、小麦粉のデンプンがちょっと老化しているような気がしました。なので短時間電子レンジに。しっとりふんわり感が戻って格段によくなった気がします。ほの温かくても、それが冷めてもどちらもおいしかったです。
渋皮煮とパン・ド・ジェーヌ生地との相性もグー。渋皮煮は焼き菓子に焼き込むとどうしても(ねっとりではなくて)ポクポクになってしまいますが、しっとりケーキにポクポクの栗というのもまあよかったです。


みなさんはオレンジ風味と栗・ブランデー風味、どちらが好みですか?


■今回の反省
・スタンドミキサーはかなりパワフルなので卵の泡立てすぎに要注意。
あまりぼわぼわとはさせない方がよいかも。もし泡立て過ぎたらゴムべらで泡を消し気味にしたらどうかな。
・栗に粉をまぶしておいたらもっと均等に散らばったかな?
・栗をもう半分に切ると沈みにくいだろうか。でもコロリとした栗があった方がインパクト大かな。
・折角バニラを入れたけれど、香りはしたか不明。焼いて飛んでしまったかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスディナーはふたりで~2007

2008-01-07 | +お客さんの日

年を越してしまいましたが、去年のネタしばらく続けさせて頂きます!
---------------
去年(2006年)のクリスマスは23日にお客さんを呼んで24日は夫婦ふたりで過ごしたのでした。今年は誰か呼ばないの?と聞いたけれどそのつもりはなさそう。
(ちぇっ。二人分の料理じゃもう燃えないんだけどなー)
人を呼ぶ前に、私が「片付けてよ、片付け!」とうるさくせっつくせいでお客さんが嫌いになってしまったかな?

ふたりだけなので金に糸目をつけず、じゃなくて家にあるものを活用して(あ、いつもか)メニューを考えてみました。お友達から頂いたおいしいものがいっぱいだったのです。

2007/12/23前菜

●前菜
・トースト(実はパン屋さんでタダでもらったミミ)にポメマルさんのリエット(ポメマルさんご馳走様でした!!)
・イタリア産サラミ
・昆布で少し脱水したスモークサーモン(薔薇に見える?)とベランダのルッコラ
・aiwhasさんから頂いた紫人参(写真は断面)の蒸したもの
・柿とビーツピクルス

2007/12/23スープ

●クラムチャウダー風スープ
材料は、人参、じゃがいも、ベーコン、白菜の白いところ、青森産ベビーホタテ、牡蠣、ディルだったかな。

牡蠣はさっとゆでてから白菜の葉っぱで包んでみました。発想はよかったのだれど、盛りつけるとき、あらかじめナイフで2つに切っておくともっとよかったです。
冷凍ベビーホタテは買うか悩んだのですがとてもよいダシが出て臭みは全然なく、大あたりでした。冷凍庫に常備してもいいかも。

2007/12/23ステーキ

●メインは那須牛ステーキ(以前父からもらって冷凍してありました)
(てんこ盛りですが二人分です)
つけあわせは
・ふかしジャガイモ
・紫人参のバターがらめ
・ルッコラ
・パプリカソテー

このステーキはかなりの霜降り肉で、1枚で二人とも大満足でした。

2007/12/23ワイン

この日のワインはこちら。
ポムロールは鹿島茂氏が大絶賛していた銘柄だと思うけれどこのボトルはそのずっとずっと廉価版です・・・。



「紫人参」気になっているかと思いますが、それはこちら!
 
2007/12/19紫人参、赤ビーツ、黄ビーツ
2007/12/19紫人参、赤ビーツ、黄ビーツ


aiwhasさんが丹精込めて畑で作ったお野菜をこんなに頂いてしまったのでした。
紫人参は上の写真の断面をみて分かるように表面付近が紫色で中の方はオレンジ色(人参色)なのです。表面の紫色が勿体ないので皮を剥かずに使いました。
味ですが、蒸しただけでなんとトウモロコシのように甘くておいしいのです。
ステーキに添えた人参のグラッセには普通お砂糖を使うと思うのですがこの人参の場合、蒸かしたものにバターを絡めただけでグラッセのように甘~くなりました。
なんとおいしいにんじん。
品種の特徴なのかしら、それとも育て方?
種を買ってこの近所の直売所の人にプレゼントしようかと構想中です。

オレンジ色に見えるものは黄ビーツです。皮はオレンジですが中身は真っ黄色です(下の写真を見て下さいね)。
黄ビーツは赤ビーツ特有の「泥臭さ」(私は好きなのだけれど)が少ない気がしました。フルーツのようにさっぱりと甘くておいしいです。これならビーツに馴染みのない人にも好かれそうですが売っているのは見たことありません。


さて翌日クリスマスイブ。日曜の晩だし、翌日仕事なのでそれほど大酒は飲まないようにしました。 

2007/12/24前菜

●前菜
サーモン、アボガド、aiwhasさんの黄ビーツ、ラディッシュ

ダンナサマとスーパーに行ったらラディッシュをかごに入れられてしまいました。
こんなものに興味を示すとは意外だ~。そうと知っていれば直売所で買っておいたのに。もっと安くて新鮮なのがあったのになー。

(写真なし)


メインはなぜか水餃子鍋。
冷凍の水餃子、白菜、ネギ、ベビーホタテ。
ホタテのおいしさにこの日も感心したのでした・・・。

2007/12/24モンドール

この日のメインは実はこっちかな?
チーズです(ヴァシュラン・モンドール)。
このモンドールはウォッシュの香りが弱くて、とてもミルキーな感じでした。

表面をカットして取り外し、中のとろりとしたところをすくってパンに付けて食べます。

2007/12/24くりぬきモンドール

(遠慮がちに)表面をくりぬいたところ。
柔らかい部分を食べ終わったら、固いところを器に移して少量の白ワインを注ぎ温め(電子レンジで様子を見ながら)、とろけたところでパンや蒸かしたジャガイモを添えて食べるとまた全く違うおいしさです。
加熱するなんて勿体ないと思われるかもしれませんが(私もそうだった)、是非少しだけでもお試しを!

2007/12/21ポメマルさんのシュトレン
2007/12/28ポメマルさんのシュトレン断面

そしてデザートはこちら。ポメマルさんから頂いたシュトレン!
(ポメマルさんこんな写真でごめんなさい。開封したら理性を失って写真どころではなくなってしまいました)
パン教室で習ってこられて、その後早速お家でちゃっちゃと作ってしまった手作りです。
ここ数年食べていなかったので本当にうれしいです。おいしかった~。

シュトレン、また食べたいので、年が明けて一段落(何が?)したら自分でも作ろうと思っていたのですが、クリスマスを過ぎると気合いが入りにくいものですね。
粉もバターも買ってしまったのにどうしましょ。旧暦ってことでがんばるかな。

(最近のバター不足、見かけると買いたい衝動を抑えるのにひと苦労です。オイルショックの頃だったらトイレットペーパー買いだめしていたな、きっと)

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする