このときオレンジの風味付けでなくて、栗渋皮煮を入れても絶対おいしいはず、と思っていました。
あれから10ヶ月近く。
ようやく渋皮煮バージョンに挑戦!
■渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ
■材料(底径12cm、口径17cmのマンケ型1つと、小さいパウンド型1つ)
栗渋皮煮(*) 18個くらいだったかな(半分に切る)
ローマジパン 300g (今回は砂糖:アーモンド1:1を使用)
粉砂糖 66g
卵 260g
薄力粉 26g
コーンスターチ 26g
溶かしバター 86g
バニラビーンの中身 1本分
栗渋皮煮のシロップとブランデーを混ぜたもの 適量
(*)この時使った渋皮煮は山栗なので普通の栗の半分~1/3ほどの大きさです
■作り方
1)丸形の場合型の底面にあわせてオーブンペーパーを切る。側面と底面の端っこにはバターを塗り、粉をはたいておく。型の底に紙を敷き冷やしておく。
パウンド型の場合型に合わせて紙を敷く。
栗渋皮煮は半分に切り、水気をキッチンペーパーで拭いておく。
2)ボウルにローマジパン、粉砂糖、卵の3分の1、バニラの種を入れ、むらなく混ぜる。
今回は前回の倍量作ったこともあり、かなりパワーのあるスタンドミキサーを使いました。
3)さらに残りの卵をまぜ、泡がリボン状に積み重なるくらい、とろり、ふんわりとするまで泡立てる。
さすがスタンドミキサー、どんどん泡だって行きました。でも泡立て過ぎだったかも。
4)薄力粉とコーンスターチをあわせてふるったものを一度に加え、木べらでさっくりと混ぜる。
5)溶かしバター(バニラの鞘を入れて溶かしてみた)を加え、つやが出るまでしっかりと混ぜ合わせる。栗も混ぜる。
6)型に流しいれ、台の上に落下させて大きな気泡がないようにする。160度のオーブンで35~40分焼く。比較的小さい型だが焼き時間は意外とかかる。
7)濃い目の茶色い焼き色がつき、表面に大きめのしわがよる。生地が縮んで型のふちから少しすきまができるくらいになる。多少焼き色が強く表面が固くても、あとでお酒を染ませるので大丈夫。
8)熱いうちにケーキクーラーの上にひっくり返し、型からはずす。すぐにお酒+シロップを表面全体に塗る。
前回がうまくいっただけに、2回目はどうかな?
2007/12/13作渋皮煮入りパン・ド・ジェーヌ
おろろ。地味すぎ。
渋皮煮の断面が見えるように綺麗に配置すればよかったかなあ。
切れば地味さも分からなくなるかな?
えいっ。
すそ広がり
こうやってダンナサマに出してあげたら、なんか逆では?と言われてひっくり返されてしまいました。
すそつぼまり
栗が下の方にあった方が安定感がいいかもしれませんね。でも底角が鈍角で座椅子でくつろいでいるみたい。
味ですが、実は焼いてからドタバタしていて、試食は1週間後くらいになってしまったのでした。
1週間冷蔵庫に入れておくと、安全面では問題ないもののやや固く、小麦粉のデンプンがちょっと老化しているような気がしました。なので短時間電子レンジに。しっとりふんわり感が戻って格段によくなった気がします。ほの温かくても、それが冷めてもどちらもおいしかったです。
渋皮煮とパン・ド・ジェーヌ生地との相性もグー。渋皮煮は焼き菓子に焼き込むとどうしても(ねっとりではなくて)ポクポクになってしまいますが、しっとりケーキにポクポクの栗というのもまあよかったです。
みなさんはオレンジ風味と栗・ブランデー風味、どちらが好みですか?
■今回の反省
・スタンドミキサーはかなりパワフルなので卵の泡立てすぎに要注意。
あまりぼわぼわとはさせない方がよいかも。もし泡立て過ぎたらゴムべらで泡を消し気味にしたらどうかな。
・栗に粉をまぶしておいたらもっと均等に散らばったかな?
・栗をもう半分に切ると沈みにくいだろうか。でもコロリとした栗があった方がインパクト大かな。
・折角バニラを入れたけれど、香りはしたか不明。焼いて飛んでしまったかも。