採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

レモンコンフィ

2008-01-30 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
幼馴染のユウコちゃんから国産レモンを頂きました。
例年レモンママレードに挑戦してあえなく玉砕しています。
苦労して皮をむいて下茹でしているけれど、出来上がりはドロドロと白く濁った美しくないものになるのです。
なので今年はコンフィに挑戦してみようかな。以前作ったオレンジコンフィを参考にしたらどうかしら?
折も折、aiwhasさんからメールを頂いて、レモンコンフィがいまひとつの出来だったので(写真も見せていただいたのですが、私には問題なく見えたほど綺麗だったのですよ)、フードプロセッサで刻んでママレードにされたそうなのです。そのママレードが、私の理想ともいえる出来上がり。皮がつややかな透明になっていて、シロップ部分もクリアなのです。

よし、コンフィかママレード、どちらかになればよしとしよう、というおおらかな気持ちで作り始めました。
 
2008/1/119個のレモン

国産レモンがこんなに!

2008/1/11下ゆで中


1/11作業開始。

レモンの苦味はかなりのもので、aiwhasさんも苦味抜きに苦労されたそうです。
オレンジの場合は針でつつくだけだけれど、さらに効果を上げるため、両端を切り落とし、胴体部分にも3本浅く切れ目を入れて見ました。

まず3分ほどゆでて数分さらす、というのを2回。
そして2晩たっぷりの水にさらします(実はどたばたして1晩後にチェックできなかっただけ)。
ここでさらしておいた水をなめてみると舌がまがるほど苦かったので、3分ゆでてまた一晩さらします。
また漬けてあった水を味見。今回はそれほど苦くありません。
そろそろ煮始めていいかな?

3本入れた切目に沿ってレモンをスライスします。
意外とちゃんと切目にあわせるのは難しいです。
種をみつけたら取り除きます。
 

2008/1/14スライスしてシロップで煮始め

1/14(3日後)、スライスしたレモンをシロップに漬けて煮立たせます。

この後、毎日シロップのみ取り出し(落し蓋をするとやりやすい)シロップに砂糖を追加して濃度を上げて沸騰させ、それをレモンに注ぐ、というのを繰り返します。

しばらく仕上げる気力がなく、煮返しを5日ほど繰り返しました。

2008/01/19

1/19にはこんな状態です。
瓶詰めするときシロップが足りないかと水を足しすぎて、やはり多すぎて火にかけて煮詰めました。そうしたらこんな風に飴色に。糖分がカラメル化してしまったのだと思います。これではオレンジだかレモンだか分からないです。

レモンの色を生かすにはあまり色をつけない方がよかったかも。
悔やまれます。

2008/01/19作レモンコンフィ

ひとまず出来上がり。9個のレモンから7瓶できました。下段右から二つ目はシロップのみ。

2008/01/22

一部は瓶詰めしないで干してみました。これは1/22の様子。

半分だけチョコレートがけしてみると格好こよいのでは?

(でも最近気力萎え気味。どうなることか)


スライスするとき包丁にあたった種は取り除いたのですが、かなり分厚いので厚みの中程にも種が入っていることがあります。
無理に取ると型くずれの原因になるかもしれないし、煮上がったら多少果肉が痩せるだろうから取りやすくなるかも、と期待したのですが、取りにくい種はやっぱりそのままでした・・・・。
使うとき取り除けばいいか、と諦めることにしました・・・。
刻んで使うかもしれないし。

種より何より、シロップがべっこう色になってしまったのがかなり悔やまれます。
透明に仕上げたらもっとレモンらしかったのではないかしら。
ちょっとがっくし。

コメント (4)
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おもちつき2008

2008-01-30 | +お客さんの日
今年のお正月に作ったのし餅はこんな感じです。
 
2008/1/2
2008/1/2 おもち色々

①ワカメもち  
②青のり餅
③柿皮餅    
④よもぎ餅
⑤小米餅(うるち米入り)   
⑥紫米と炒った茶大豆  
⑦紫米のみ

母はおもちが大好きなようで、毎日のようにもち米を研いで、いそいそともちつき(機械使用)の準備をしています。
母の父もやはりおもちつきが大好きだったようです。

誰でも好きなもの(食材)を相手にすると観察や労働を惜しまずとてもマメに、そして扱いが優しくなりますよね。

母の場合、愛の対象はおもちと干し芋。冷たい水でのお米研ぎも苦にならないみたいだし、ちょくちょく様子をみて、のしもちの切り時を観察しています。
そしてのし餅のカットの際も、途中まで切ってメリリと折るのではなく、断面が綺麗になるように包丁でちゃんと押し切っています。
干し芋に対しても優しくて、ちょくちょくざるの上でひっくり返しています。
なのに、(干し芋よりもずっとカビ易い)干し柿に対してはちょっと冷たい。吊しっぱなしで放置して、あまり揉んだりもしていないようです。

わたしは洗濯物が雨で濡れてもまあまた洗えばいいか、と思うような極めてずぼらなタチですが、干し柿に対してはちょっとマメかな?
天気に応じてベランダの奥においたり手前に置いたり、ハンガーの位置を入れ替えてみたり・・・。
でも好きというよりも、カビが心配で居ても立っても居られない、というのが本当のところなのだけれど。


お餅関連写真をご紹介。 

2008/1/2


②青のり、塩、ごま
⑦紫米のみ

我が家ののし餅は板にラップを敷いてお餅を乗せて、使い捨てビニール手袋でぎゅうぎゅうと押し伸ばし、上からまたラップをぴったり貼るという方式です。
切るときはラップごと。ラップをつけたまま冷凍します。
ラップが小さく破れてしまうと大変、という問題点はあるものの、かびにくいです。

2008/1/2紫米と茶大豆

⑥紫米に炒った茶豆入り

以前はなまこ型に形づくり、それをスライスしていました。
でも豆餅だと断面から豆が転がり落ちてしまいます。
のし餅だと断面に出てくる豆は少なく、豆のロスが少ないため最近こればかりです。

2007/12/15

⑥、⑦に使った紫米は鳥取で買った朝紫という品種です。

精米した状態でこんな色。研ぐと更に色が薄くなったのですが、蒸して搗くとそれなりに発色しました。

2007/12/15

紫米を精米する前はこんな感じ。黒米といって売っていますね。

左は「おくのむらさき」という品種。

右が今回お餅に使った「朝紫」。

2007/12/30

④よもぎ餅の材料

茹でてから乾燥させておいたよもぎを包丁で短く刻みます。

2007/12/30

それに水を足してバー状ミキサーで細かくします。

この写真よりもっと水を足すとよいです。
あまりに固くてミキサーが発熱してきました。

2007/12/30

①ワカメもち
(長崎地方のお餅だとか)

材料は塩ウニとワカメ。塩ウニはコチコチだと混ぜにくいのでお酒でふやかしておきます。

ウニパスタにしたら美味しいのにと勿体なく思うのですが、実家ではあまりウニの出番がないようで、お餅に。

2008/1/2

③柿皮入り

今年初挑戦!
干し柿の副産物である柿皮を細かく粉砕したものを混ぜてみました。
色はオレンジ色で綺麗です。オレンジ色のお餅は珍しいですよね?

2008/1/25

焼いてみました!

外見はまあ普通に焼けましたが・・・

2008/1/25

何だかちょっと変わった雰囲気!
内側がとても柔らかいのです!
柿の皮みたいに乾燥した粉末を混ぜたのだからどちらかというと固く仕上がっているのかと思いましたが、ゆですぎたお餅のようにトロトロしています。

味は、ちょっと香ばしい感じで、ごくほんのり甘いです。
トロトロになるのは、柿に含まれる果糖のせいかと思ったら、それほど甘くないので2度びっくり。

おもちは柔らかいものの皮の食感がアクセントになります。グラニュー糖をまぶしたクッキーを食べたときのようなシャリシャリした食感です。
おもちが口のなかからなくなっても柿皮のシャリシャリ感は残る感じです。

なんだか不思議なお餅でした!

コメント (6)
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