採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ゴマ2014:選別

2014-10-10 | +その他

ゴマの選別がようやく終わりました。
細かくて辛気くさい作業なので、今年の戦略は次の通り。

・重労働(というか比較的だけれど大変な作業)の合間に、特に急がずやる。
 (重労働は心理的に避け勝ちなので、意外とはかどる)

・多少のロスは気にせず、ざっくりやる。
 もしもっと沢山欲しければ、植え付け面積を増やすことで対応する。(育てるのは簡単なので)

・とはいえ、ゴマをもった状態で、転んだりつまづいたりは避ける。

 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

収穫後、短く切り、目の詰まった平らなザルの上で乾燥させました。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

その後ちょっと方針変更。目の透いたザルを重ね、その上に干します。
こうするとはじけたゴマとガラが混ざらずに済み、いい具合です。
乾燥が終わったら、ヒマをみつけて全てのサヤをぱかぱか割って中味を取り出しました。
丁度お友達が泊まりに来ていたので、おしゃべりしながらの作業。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

サヤから外したゴマは、まずは目の粗いザルでふるい、大きなゴミを取り除きます。

post_harvest_handling_of_sesame_seed

その後、目の細かい裏漉し器でふるうと、ゴマよりも小さなゴミがふるい落とせます。

post_harvest_handling_of_sesame_seed

今年は、薄茶で小さなシイナのゴマが多いです。
(特に多いところを写真に採ったので、実際はもう少し比率は低いはず)。
今年は律儀に全てのサヤを手で割りました。で、シイナばかりが詰まったゴマのサヤまで割ってしまった気がします。
来年はチマチマ割らず、逆さにしておいて、軽く叩くだけでもいいかもしれない。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

シイナが多いので風選が重要です。
(今年は風選をしていた頃にダンナサマがいなくて、写真は去年のもの)

強くもなく弱くもない風が、一定の方向から吹く日、というのは意外とないものです。
来年は扇風機を使う方がいいかも。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

次は水洗い。
水に少しずつ入れ、かきまわすと、まずはほとんど全部が浮きます。それでは困るのでしばらくおくと大半が沈むので、浮いているものを捨てます(特に悪いところはなさそうな白いゴマなのですが)
もう一度水を入れて繰り返すと、さきほど沈んでいたはずのものの一部が浮いてきます(またも、特に悪いところはなさそうな白いゴマが浮いてきます)。

何度上澄みを捨てても、また一定量が浮いてきてよく分からないので、1回か2回だけ、浮いたものを捨てることにしました。
(浮いたものの方が実はよく熟していて油分が多いということはないのかしら?) 

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ゴマは芽が出やすいので、洗ったらすぐに干します。

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薄く広げた方がいいので、ザル2枚に分けました。
1枚目。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

2枚目。
天気もよかったので、午後に干し始めても夜にはあらかた乾きました。
夜はとりこみ、室内干し。
昔はブラウン管TVの上に置いておけばよく乾いたのですが、薄型TVはそういう役には立たなくて不便。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

かなりこざっぱりしましたが、まだ異物が。
ピンセットを使って選り分けます。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

右は選別後。左は取り分けたもの。

去年との違いは、ピンセットを使う際に眼鏡(近眼用)を外すようになったことかな。
はう・・。
来年は老眼鏡が必要になるのだろうか。
 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

サヤのかけら、砂が少々、あと茶色いゴマ。
茶色いゴマは、全てがシイナという訳ではなく、実が詰まっているようなものもありますが、気づいたものは取り出してみました。
適当なところで終了。 

post_harvest_handling_of_sesame_seed

長々作業して、ようやく完了。
2瓶とちょい、できました(たった・・)。
でも、植え付け面積は昨年とほぼ同じだと思うのですが、収穫量は昨年の約2倍。(と自分を励ます)。
今年は丁寧に収穫した効果があったのかもしれません。


●メモ
・他の重労働(?)作業の合間に、という作戦はかなり有効で、ほぼ苦に感じることがなく作業が終わった。
しかし、「さて重労働××をやろうかな」「あ、ゴマだ、ゴマやろう」と重労働着手前にゴマにかまけてしまい、他の作業(クローゼットの改装、栗の皮むきなど)が捗らなかった。
ゴマ作業は、「重労働に疲れたら」とすべきか・・・?
(怠け者の自分をだまくらかして働かすのは大変だわさ)

・ゴマの水洗い方法について復習すること。

・今年は全てのサヤを1個ずつパカパカ開いたのだが、来年は、逆さにして振るだけ、またはその後少々叩く、としてみるか?

・サッシを全開にしてから出入りすること。ゴマを干した大きなザルを持って通ろうとして、引っかかってぶちまけそうになった。


■■これまでのゴマ栽培(当ブログ)(といっても2013年からなのですが)
(1)ゴマ2013:収穫と選別 (当ブログ)   
写真多数で選別の様子を紹介しています。
昨年は土を混ぜてしまったため大変でした。  

(2)ゴマ2014:収穫

(3)ゴマ2014:選別 この記事


■■参考情報
(1)喜界島でのゴマの生産風景
日本で使用されるゴマは99.9%(16万トン)が輸入で、残りの国産ゴマ(200トン)のほとんどは鹿児島県喜界島産。
日本一の生産地ということは、調整作業もかなり機械化されて・・・と思いきや、大半が手作業っぽい感じです。

(2)ゴマ栽培 

(3)ゴマのお店和田萬のHP
 ゴマ栽培方法 
「作業全般で大切な事は、面倒くさがらずに根気よく頑張るという事になります。」ですって。
本当にその通り。 
 ゴマ選別用ふるいの販売と、調整方法 


コメント (6)
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