クロゼットの改修工事はまだ途中ではありますが、しばらく資材の到着待ちの状態。
DIY熱が冷めないうちに、別のプロジェクトにとりかかります。
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各種AV機器でごちゃごちゃになっているテレビ周りをすっきりさせるため、まずはテレビの壁掛けを目指します。
とりつけたい壁面は、外壁側。
腰窓があるのですが、窓を隠すようにTVを配置します。
(ブラウン管だった頃は部屋の角に、45度の角度に置いていたが、大型になったのでそれはできなくなった)
外壁側の壁面はGL工法でネジが利かない厄介な構造ですが、窓枠に木材部分があるのでそこを利用してネジ止め・・・と考えたのですが、ダンナサマから、
「窓を開けようと思えば開けられるようにしてね」というリクエストが。
ええ~~。
検索したものの、参考になる例はあまりありません。
結局自己流の方法でやることになりました。
強度的にどうなのか、などよく分かりませんが、一応記事にしてみます(余り参考にしない方がいいかも)。
イメージとしては、引き戸をつくって、そこにTVを取り付ける、というイメージです。
クロゼット解体の際に出てきた、約1.8m長さの枕棚材を使います。これは厚さ約3cmと分厚く、とても丈夫そう。 |
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枕棚には前框(まえがまち)という邪魔な庇がついていましたが、はぎ取りました。 |
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構造模式図。 |
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もともとカーテンレールがこのようにとりつけられていましたが、鴨居になるように、この部分に角材をネジ止めします。ここは石膏ボードではなくコンパネで出来ているので、ある程度の強度が期待できます。 |
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指で触っているのがとりつけた角材。ネジ多めで固定。 |
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引き戸というのは鴨居とレール、戸、戸車で構成されています。 |
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窓を隠す都合上、パネル(戸)は3枚作りました。 |
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真ん中のパネルにTVの壁掛け金具をとりつけ。 |
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手前にぐっと引き出せたり・・ |
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片方にぐぐっと首振りが出来たりする金具です。 |
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パネル3枚を並べたところ。 |
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普段はなるべくぴったり閉じています。 |
TVの前に置くAV機器棚(次の記事にします)の高さの都合上、壁掛けTVの位置は、従来よりやや高くなりました。
ソファに座ってまっすぐ前を見ると、TVの下から1/3のところに目線が行くような感じです。
TVは低い位置がいいとどこかで読みましたが、このくらいの高さも、快適です。
ソファに座って頭をもたれた時に、丁度目線の先にTVがあるような感じ。映画館みたいです。
机の上にいろいろ置いてあっても、視界を遮らないですし。
あと、サイズ感が小さく感じる気がします。
(地平線際の満月は大きく見えるけれど、天高く登った満月はそれほど大きく見えないのと同じ原理かしら?)
55インチは大きすぎたかな、と思っていましたが、壁にとりつけると、もっと大きくても大丈夫かも、という位。
当初はコンパネ表面に化粧材的なものをくっつけようかと思っていました。
でも、たまたま試しに買ってきた1枚目が割と小綺麗なものだったせいか、ダンナサマが
「このままでいいよ。綺麗じゃん」
と。
そ、そうなの?
断固反対する程、自分の美意識に自信がないので、低きに流れました。
(予算やら手間やら技術力やら)
コンパネのままとなると、それなりに綺麗な板を選ぶ必要が出てきて、それはそれで大変でした。
まず構造テストのつもりで1枚、最終的には化粧材で隠す予定だし、ということで特に選ばずに適当に買ってきたのです。
この後、コンパネのままというリクエストを受けて追加で2枚買いに行ったのですが、はじめの1枚に似た感じの色合いのコンパネを捜すのは意外と難しい。
板により材質感や色が全く違うのです。
独りで何枚も何枚も棚から下ろしてチェックして・・・、選んだ後はまた戻して・・。
(最初からコンパネのまま使うことが決まっていれば、3枚並べて色具合をチェックし、まとめて買った方がいいと思います)
コンパネって重いし大きくて持ちにくい!
四十肩が治っていてよかったよ・・・。
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■買ったもの
1×2材(19x38x1830) 2本(鴨居用) (@228円)
固定キャスター 6個 (@204円)
ラワン構造用合板 9mm厚 3枚(@1280円)
1×3材(16×64×910) 2本(戸の下部用。3本使用したが1本は手持ちの材を流用) (@160円)
壁掛け金具 13500円
計19340円
その他キャスターを留めるネジ、カット代など。
■参考情報
(1)引き戸のとりつけ動画
あっけない程簡単で、これを見てやってみようかと思ったのでした。
(鴨居の構造などは多少違います)
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■TV周辺の改修
(1)TVを壁掛けに
(2)オーディオ機器棚の製作